2014年11月08日

秋の新アニメ2014 ベスト

今回の秋作品のランク付けをしていこうと思います。
今期は豊作を感じさせるふうでしたが、それを実感したのは数話進んでから最初は大丈夫いかいなと思うほどでしたから、今回はよく頑張ってるなと思います。それゆえに、今回選ぶベスト作品はどれを選ぼうか迷ったほど。悩みましたね。なお、今回もベスト3・ワースト3で見ていこうかと。


そんな混戦を制したのが、今回のトップ「SHIROBAKO」です。
正直後がないんじゃないかと思われたP.A. WORKSの起死回生の一打だったと思うんですよ。その役割を見事果たしただけでなく、同社制作の作品の中で一番の作品になりかねないくらい面白い毎回ヤマが用意されているし、キャラも愛憎が沸いてくるほど個性的。さらに、業界あるあると言える作品となっているのですが、そのあるあるが妙にリアル(苦笑)。見ていると、それが制作者側の演出の可能性であっても、あり得そうだと思えてならないんです。それだけ作品の中に緊迫感もあるんですね。
この先まだまだ面白くなる要素もあるし、主人公と高校時代の仲間達が追い掛けている自身が製作して出演もするアニメ作りはまだまだ先の話になっているので、そのあたりも描かれる頃には、もっとすごいことになってるんじゃなかろうかとも。

第2位は、「異能バトルは日常系のなかで」
こちらは頭の中を常に空っぽにして見られる癒し系作品(笑)。テンポもいいし、主人公のバカっぷりが好感できますね。ヒロイン達も何だかんだ言って主人公のことを慕っているわけですし。
今後この作品は少々シリアス要素を噛ませながら、主人公とヒロイン達の関係を掘り下げていくんでしょうけど、今放送しているくらいのバカやってくれても十分いいと思いますよ。エンディングのアニメーションも結構好きです。トリガーなかなかやるな。

第3位は、「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)」
色々悩んでこの作品を3位につけました。この作品に関しては賛否両論言われておりましたけれども、個人的には毎回面白いなと思います。
主人公の半端ない世間知らずっぷりとその境遇の落差には驚かされるばかり。そして毎回見どころがありムダ回がないんですね。遊び回がないので、作品そのものが非常に引き締まっています。あと人がよく死ぬ(苦笑)。3話まで誰かが死んでるシーンを描くというのは、精神的にどうなんだと。
とにもかくにも主人公の変わりようが面白い作品です。個人的には、次回予告が水樹さん出演のラジオ番組のノリに無茶苦茶似てるなと。こういった作品は、ニコ動でやってほしかったけど、なぜやってくれない(泣)。

次点は、「グリザイアの果実」
「魔弾の王と戦姫(ヴァナディーズ)」・「四月は君の嘘」・「甘城(あまぎ)ブリリアントパーク」と悩んだ末にこの作品に。
原作付PC作品の中で、随一の良作ではないかと。毎回個性的なヒロインの内幕がよくわかるように演出がされていますね。それでいて主人公も個性的個性的なキャラ同士がぶつかり合いながらも自身の内面に向き合い、その黒い影を振り払う展開が個人的には好きですね。


次回はワースト作品の紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 22:38Comments(0)TrackBack(0)

2014年10月11日

秋の新アニメ2014 その9 異能バトルは日常系のなかで

秋の新アニメ2014、9回目はソフトバンククリエイティブのGA文庫で刊行されているライトノベルが原作の「異能バトルが日常系のなかで」です。
いわゆる厨(中)二病を扱った作品のようで、話の流れからかなり痛い方向に転がってくるんじゃないかなと思っているのですが、これいかに。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


泉光高校文芸部は5人の部員がいるのだが、中でも安藤寿来は重度の厨二病を発症し、周囲の部活から苦情が来るほどであった。それでもそれ以外はこれといって何もなく、平穏な日々を過ごしていた


しかし、ある日「異能」という特殊能力を操れることとなり、その平穏な日々が破られる・・・かと思いきや、これといって何もない日々は相変わらず続いていた。しかも、他の4人には人を驚かせるようなものすごい能力を持っているのに対し、寿来の持つ能力は見た目がすごいだけという大したことのないものであった。
しかし、生徒会長の出現が、そんな日々を打ち破らんとする動きが起こり始めるきっかけになるだなんて誰も知る由は無いわな・・・。



というふう。


この作品、製作が「キルラキル」で鮮烈なデビューをしたTRIGGER。それゆえなのか、各キャラの説明が上手いなと。各キャラの異能の見どころを端的に表し、かつその人物が何者なのかがわかるように配慮されています。その配慮は第1話ゲスト扱いの生徒会長にまで波及され、いい具合にいじり倒されてました(笑)。
作中では厨二病の描写があるのですけれども、似たような作品である「中二病でも恋がしたい」では空想上の出来事で片付けていたのに対し、この作品ではしっかりと現実味を持たせて描かれています。元々そういう流れなのではあるものの、きちんとリアリティとディティールが付けられているあたりはさすがです。
また、この作品がTRIGGER2作目ということもあってか、小ネタが挟んでありましたね。いきなり「キルラキル」で出てきた袋田のボクシンググローブもどきが出てきてワロタ。このままの流れで行けば、鮮血もどきが出てくるんじゃないのかいな、いや出てきてほしいものだ(ニヤニヤ)。


話の流れもスピーディーでわかりやすく、先述の通り各キャラの説明も丁寧です。エンディングまできちんと作り込まれているので、今後さらに面白くなるかもしれません。楽しみですね。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 17:23Comments(0)TrackBack(0)