2016年02月23日

プライバシーより安全

JR東海は新幹線の車内にある監視カメラを増設すると発表しました。
現在は車両出入口部分に設置されているだけでしたが、今日(2/23)からは客室内(扉出口)とデッキ側(扉入口)にも設置されることになります。また今のところ1編成のみですけれども、今後は2018年3月までに車両入れ替えになる旧型の車両(恐らく700系)を除いて設置されることになるそうです。その数は全体の9割になるとのこと。


こうなった理由は昨年6月に起こった東海道新幹線放火事件車内に可燃性の燃料を持ち込んだ犯人を映し割出せる対策をということで、2019年3月までに大半の編成に導入する予定だったものを前倒しすることになりました。


今回客室内に設けられる監視カメラは、普段から撮影はしているものの、非常ボタンなどが押された時には、運転室などにも映されることになり、一定期間保存されます。JR東海いわく、常時監視は行わないとのこと。

しかし、落ち着かないとかプライバシーの侵害だと訴える人は、いないとは思えないですわ。その気持ちは十分に察します。ただ、不審人物への抑止力になるのならば、半ば仕方ないと思います。そう言っている人は、やましいことをしなければいい・・・という極論も言えるわけで。本当に、このカメラで安全が買えるのならば安いと思っていますよ。ただ、息苦しくなるような設置の仕方や方法はなるべく避けてほしいとも。
また、この流れで在来線にもカメラ設置されていくのでしょうかねぇ。それなら、痴漢の冤罪も減ることになるでしょうから、悪いことではないのでしょうけど、監視社会と怒る人も増えるんでしょうなぁ・・・。


ちなみに、JR東日本の新幹線には既に客室内にはカメラが設置されており、これまでは非常ボタンが押された時に作動する方式だったものを春から常時撮影方式に切り替えるようにしていくとのことだそうです。JR西日本の新幹線も常時撮影できるカメラの設置を予定しているとのことだそうです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:42Comments(0)TrackBack(0)