2018年01月16日

肝いりだからと言って、フグだったら食べてはいけない

昨日、愛知県蒲郡市にあるスーパーマーケットで肝入りのフグが売られていたことがわかりました。
スーパーの店主は、毒の無いフグなら売ってもいいと思っていたそうですが、今回そう思っていたヨリトフグであってもそうでなくとも、フグは毒の有無関わらず、毒のあるとされる肝や卵巣などは販売してはいけないことになっています。

というのも、フグの毒は猛毒として知られており、ほんの少し食べただけでも死んでしまうほど。だから、それらを捨てる際にもカギに掛けて、専用の業者に引き渡して燃してもらう・・・という手順を採らないといけないのです。そのカギを持っている人も、調理資格のある人だけという徹底ぶりですから、いかに危険なものかわかります。
実は、石川県の一部地域では、毒のある部位を無毒化して食す習慣もありますけど、いまだにメカニズムがわかっていないうえ、許可をもらって作っているので、当然ながら一般人はできません
また、今回大丈夫と思っていたヨリトフグでも過去に毒が検出された事態も発生しています。だからフグは毒の有無関わらず食べてはいけないのです。


今回誤って肝入りにしてしまったフグの切り身は5パック流通してしまい、うち3パックは食べられなかったものの、2パックは誤って食べてしまったそうです。幸い何事も無く終わりましたけど、何かあったら一大事。すぐにわかっても助からなかったのでは・・・と考えると、いたたまれません。


まぁ、正直今回この店はかなり厳しい沙汰を受けなければならないでしょう。何せ発覚する前から売ってたそうですから。それまで気付かなかったのは、地元の人も毒が無いからというのを信じてしまってたからなんでしょうかね・・・。そうだったとしたら、この店の罪は重いです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)