2011年04月27日

チェルノブイリ事故から25年

あの事故から四半世紀が経ちました。
旧ソ連ウクライナ共和国(現:ウクライナ)で起こったチェルノブイリ原子力発電所事故。放射能汚染はその場にいた人達だけでなく、そこで育てられた作物を食したことで起こった内部被曝(ひばく)によって多くの人が犠牲になりました


当時、これほどのレベルの大災害が、日本で起こるなんてことは、誰も思っていなかったでしょう
しかし、それは残念ながら起こってしまったのです。

福島で起こった福島第一原発事故。起こった規模はチェルノブイリの比ではないと言われているものの、世界の原子力機関が定めるレベルは一緒、巻き起こした被害は規模は小さくとも深く大きなものになっています。そしてチェルノブイリ同様、解決までの道のりは未だ見果てぬ先にあります。その間に大勢の人達が傷付き、故郷への望郷の思いを抱きながら死を迎えることになるのでしょう。

この災害は天災ではありません。ましてや、想定外でもありません。確かに地震とそれで引き起こされた津波は天災の一種です。しかし、その手立てがあったのに何もしてこなかった安全だの一点張りで過ごそうと思っていたその思いによって起こってしまった人災なのです。
チェルノブイリも、諸説あるので何とも言えないですが、ほぼ人災で間違いないでしょう。そして福島も何も策を練らずに安全だと訴えたことで起こった人災です。それゆえに動かした人達の責任は国よりも重いです。彼らが最大限の補償を施さなければならないのです。


5年前、チェルノブイリの記事を書いた時、自然エネルギーが上手くいかない限りは、原子力に頼らざるを得ないと書いています。しかし、もうこの悲劇を起こしてしまった・見てしまった以上、もはや一刻の猶予もない
原子力発電の耐用年数が来る前に、できるだけ多く自然エネルギーを効率よく利用できるように研究を進めてほしいものです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)