2016年05月06日

東北の旅2016③ うみねこのなく頃に

といっても、アニメの話ではない(笑)。


2日目、盛岡から新たな目的地に向かうことに。当初は女川~仙台、行けたら福島と考えていたものの、向かう直前に行きたい場所ができたため、全てを刷新して朝一の新幹線、新函館北斗行きに乗ることにした。


SHV32_2383新幹線に乗ったのはいいが、切符の買い方で困惑
最初に自由席を買おうとすると、買えません的な趣旨の文言が出てやり直し。仕方ないので指定席から選ぶと、自由席の枠があるではないか。じゃあ買おうとなって、いざ乗車・・・したら、今度は自由席がない(汗)。
そう、後からわかったのですが、東北新幹線の「はやぶさ」・「はやて」には自由席の概念はないのです。要は全車指定席扱い。じゃあ、自由席というのは何なのかというと、何と立ち席の意味。とはいうものの、普段はガラガラなのを知っていてか、「当日の普通車空席にお座り下さい」の但し書きが。
・・・そんなの知らずに律儀に立ち席していたわ(ギャハ)!
皆さんも東北方面を新幹線で向かう際は気を付けましょうね。



SHV32_2421今回向かう先は、青森県八戸市
実は私、青森県は初めててございます。

こちら八戸駅のコンコース。種差海岸が国立公園に指定された看板がでーんとある中、コンコースを彩る緑のエンブレム、こちらはサッカーJFL(ジャパンフットボールリーグ)に所属するヴァンラーレ八戸のもの八戸市を中心に南部地方を地盤とするサッカーチームです。


JFLというのは、アマチュアリーグの最高峰、正確に言えばプロになりたいチームの最後の登竜門とも言えるでしょう。ここで所定の条件をクリアすれば、見事プロリーグであるJリーグ(J3)に進めるのです。
所定の条件とは、他のJリーグに加入したいチームの中で上位に入ること(枠は2つあり、JFLの総合成績が4位以内。ゆえに4位以内に入っても、3ないし4チームJリーグ加入希望チームが入った場合は、1位か2位に入ることが必須になる)とJリーグが定めた観客動員数・スタジアム設備を備えること。その他仕組みなどについては割愛しますけれども、いずれ説明できればと。



SHV32_2471そして、今回来た日の翌日(つまり5/3)には、JFLに今シーズン昇格したラインメール青森と初のダービーが行われることになっていました。そのため、八戸市を地盤に南部地方と岩手県の二戸市・久慈市で展開されている新聞「デーリー東北」ではスポーツ欄で特集が組まれていました(ちなみに、同じ青森県を地盤にしている東奥日報では同様の特集はなし)。
青森県の津軽・南部の地域対立は長野の長野・松本のそれとよく比較されますからね。熱い戦いが繰り広げられるものと期待しております。



SHV32_2384さて、八戸駅で八戸線に乗り換え

その八戸線の電車には、避難指示の掲示がありました。
八戸線には、ところどころに避難場所が設置されており、津波警報が発令された時には、乗務員の指示に従って避難することになるそうです。
震災の教訓でこのようなものが設置されたのだと思います。青森県でも被害があり、何人かは亡くなっています。岩手県からやって来るからというふうだけではない、まさしく沿岸地方全域の課題として行われたのではないのでしょうか。



八戸線に揺られて降りたのは鮫駅。今回目的地に向かった日が平日ということもあり、多くの学生が乗っていて、鮫駅の一つ前や本八戸駅(八戸市の中心地)で大勢降りていましたね。
実は、私が向かいたい目的地はこの先にある大久喜駅だったのですが、乗継に失敗し、ここで降りざるを得ないふうに。どうしようかなぁと思って、じゃあこの駅にある神社に向かうかと思ったわけです。


SHV32_2385その目的地の途中には、鮫という地区は、はしけ場があり大きく栄えていたことを窺わせる案内が建てられていました。



SHV32_2386鮫駅から約1km東にあるのが、蕪嶋神社。
こちら、ウミネコがたくさん飛来することで有名な神社でもあります。この地にいるウミネコは神様(弁天様)の化身ということと漁場を教えてくれる(ウミネコはエサの多いところに集まる習性がある)ことで保護されているのだそうです。
本来なら神社には本堂があるのですけど、2015年に全焼してしまったのだそうです。



SHV32_2387近くに寄ると、ウミネコが既に小高い丘にびっしり(笑)。



SHV32_2388このように、近くにウミネコがいるので、ある意味怖い。しかも、繁殖時期だもんだからなおのこと。足の踏み場もないほどのウミネコとその卵でいっぱいでした。
・・・フンも多いよ(泣)。運よく落とされることはありませんでしたが、早期退散を心掛けた方が身のためです。



SHV32_2391朝も早いのに、ウミネコが活発にミャーミャーと鳴いておりますわ。掲揚台まで占拠して。



SHV32_2393この小高い丘からは、八戸市と八戸港がよく見えます。



さて、再び鮫駅に戻って来たものの、10時過ぎまで電車がない。でも、ここにはタクシーがいっぱいいた・・・最初は(爆)。
蕪嶋神社から戻ってくると1台しかいねぇ。儲からないと踏んだのか流しに行ってしまったのか。最後の1台を必死に捕まえて、本来行きたいところまでタクシーで行くことに決めたのだった。


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Posted by alexey_calvanov at 23:52Comments(0)TrackBack(0)