2015年02月23日

コイツ有権者なめてやがる・・・

今日の夕方、精糖工業会の関連団体精糖工業会館から既に国が補助金を与えていたにもかかわらず、政治献金を受けていた(政治資金規正法では国から補助金を受け取った企業は原則1年間その企業は政治献金を渡したり、相手である議員も受け取ったりできないことになっている)西川公也農相が突然辞任を表明しました。
表向きは「衆院予算委員会の基本的質疑も終わった」ということでの辞任ということですが、次第に本音が透けてきたかのような発言をし出します。いわく、「いくら説明してもわからない人にはわからないということで辞表を出してきた」とのこと。全くもってそれをふてぶてしい顔で言うのですから性質が悪い。安倍晋三首相は慰留したそうですけど、本人の意思が固いということで最終的には辞任を承諾したそうで。

しかも、この辞任した日に新たな疑惑が沸いていたという事実はあまり報じられていませんでしたけど、これもこれで大丈夫なのかと。
実は、2009年8月の衆議院議員選挙(民主党が躍進した時の選挙)で落選し、議員職から離れていた2010年頃から栃木県鹿沼市の木材加工会社の顧問として働いていた時期がありました。その企業は2012年5月に国から補助金をもらい、その後9月に西川農相が代表を務める政治団体に政治献金を渡していたことが明らかになったのです。


精糖工業の一件は、関連企業だからと言い逃れできれば、クロの可能性が高くてもグレーのままで立ち回れたのかもしれません。しかし、今回明らかになった木材加工会社の一件は関連団体や企業もなくダイレクトに政治献金を受け渡している可能性があるので、明らかにクロでしょう。しかも辞任会見で「言ったところでわかってもらえない」と発言しているところを見ると、本人の意識・認識はどうあれ、まるで自分自身の行為を正当化しているようにも取れるわけです。
記者会見の時点で、コイツどうしようもないなと思っていたのですけど、木材加工会社の一件で同じようなことをやっていたところを見るにつけ、常習犯かつ確信犯的にやっていたんだなと思うと、大臣辞任どころか議員辞職をしてお縄に掛けないといけないんじゃないかというレベルにまで達してるんじゃなかろうかと思えてならんのですよ。


今回安倍内閣での閣僚辞任は、「うちわ問題」で辞任した松島みどり前法相、使途不明の政治資金問題で小渕優子前経済産業相以来3人目となりました。ここまで来たら、いわゆる功労人事・お友達人事とも揶揄されている人事起用法を含め、自身の任命責任はどうなんだと追及されてしかるべきなのではないのでしょうか。


ちなみに、辞任した西川農相の後任は、第2次安倍内閣で農相を務めていた林芳正前農相が再度就任することとなりました。前農相を起用しなければならないということは、やはり西川農相は功労人事・お友達人事で決めていたことになり、かの人が農相に就いていた期間は何だったんだと野党や我々有権者は追求すべきだと思いますね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)TrackBack(0)