2016年06月20日

ゲーセンも保護者同伴なら夜遅くまでいられます

大きな街やショッピングセンターならたいていあるゲームセンター。斜陽化したとはいえ、まだまだ元気ではあります。中にはレトロゲーム専用ゲーセンなんてのもあり、案外(と言うと失礼か)繁盛しているのだそうです。


しかし、ゲームセンターは風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(いわゆる風俗営業法。風営法ないしは風適法)に指定された店舗(8号店舗)なのです。そのため、日の入り以降は16歳未満はゲームセンターに入場できなくなっていました(16歳以上18歳未満は午後10時から入場制限が課せられる)


しかし、6/24からこの法律が一部改正されることになり、ゲーセンも日の入り以降から午後6時以降と明確に定められたものの、その時間から午後10時までは16歳未満は保護者同伴であれば、入場および引き続き滞在ができるようになったのです。
そのことを見越して、ナムコ(バンダイナムコホールディングスが運営するゲーセンの運営会社。コンシューマーなども手掛けたナムコとは別法人)はPRキャンペーンを行うほどです。


まだまだ元気ではあるものの、往時ほどの勢いがないのは、中に入って遊んでいる人ならご存じの通りでしょう。一時高年齢者向けに改装したゲーセンもありましたけれども、効果は限定的ではありました。だったらば、全ての層を呼び寄せられるようにとファミリー層向けをメインにしたレイアウトにしても、風営法の壁が阻んでいました。今回、その壁が取り払われることで、外食後にゲーセンでひと遊びしてから帰るという循環もできるでしょうし、ショッピングセンターにあるゲーセンも時間を気にせずに楽しめるようになり、繁盛するようになるのではないかと思います。


ただ、この風営法は全国で恩恵が受けられるわけではなく、都道府県によって条例が定められている関係上、対応はまちまちになります。
ほとんどの都道府県で保護者同伴時は午後10時までとなっていますが、保護者同伴でも、宮城県・埼玉県・神奈川県・徳島県では午後8時まで福島県のように、16歳未満は午後8時まで、16歳以上18歳未満は午後10時までという例もあります。また岩手県・茨城県・栃木県・鳥取県・沖縄県のように、風営法改正後も条例で午後6時以上の入場を制限しているところもあります(ただし、段階的に見直しを検討している県もアリ)。
もちろん、保護者の同伴がなければ、16歳未満は午後6時以降の入場が制限されるので、よい子は早く帰りましょう(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:12Comments(0)TrackBack(0)