2018年02月12日

今日は日本人選手のメダルラッシュ

現在開催中の平昌オリンピック。今日は日本人が健闘しました。もう少しで入賞という競技もあったものの、その悔しい思いを若手選手が吹き払ってくれました。


記念すべき日本初のメダル獲得選手は、スキー男子モーグルに出場した原大智選手。並み居る強豪を抑え3位(銅メダル)になりました。
予選・準決勝・決勝と厳しい環境の中、初めて出るプレッシャーもあった中、終始安定した滑りを見せていたと思います。他の選手が脱落していく中での棚ぼたメダルもあるかもしれないものの、運も実力のうち安定した滑りが何より頑張った証拠。胸を張っていいと思いますよ。おめでとうございます。

その後、同じ時間帯に行われた女子スピードスケート1500mでは、高木美帆選手が2位(銀メダル)に入りました。オランダ勢が強い中、調子のいい高木選手はよく頑張ったんですけど、もう少しで・・・というところでしたね。それでも、この1500mで銀メダルを取れたということは、次の1000mや団体競技に繋がると思います。是非とも次も頑張って下さい。おめでとうございます。

そして、こちらも同じ時間帯に行われた女子ジャンプ・ノーマルヒル高梨沙羅選手が3位(銅メダル)に入りました。他の選手が調子のいい中で、自分のジャンプができない高梨選手でしたけど、オリンピックではベストを尽くせたと思っています。まだ先は長い。金メダルはいつでも獲れる。跳躍は一番きれいでしたよ。おめでとうございます。


この後も、日本選手が続いてくれることを願うばかりですが、まずは入賞を目指してほしいですね。あとはケガの無いように、悔いの無いように競技に挑んで下さい


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Posted by alexey_calvanov at 23:52Comments(0)

2014年03月17日

実力で飛んだ

スキージャンプの高梨沙羅選手、女子スキーアンプのパイオニアでもある彼女が、この度日本体育大学体育学部に合格したとのことらしい。
「えっ?」と思った方、鋭い。何と彼女はまだ17歳だからで、しかも彼女は飛び級で受かったのです。さらにもっとすごいことに、高梨選手は選手生活が忙しいせいもあるのか、中学卒業後はいわゆる高校に通っておらす、旭川市にあるインターナショナルスクールに在籍しています。そこに在籍しながら、入学4ヶ月後に高校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定試験)に合格しており、今回の入試を受けられる資格を得ていたのです。

一応日本の6・3・3制に当てはめれば、彼女は高校2年生相当ですが、にしてもすごい。冬のこの時期は転戦に転戦を重ねており、日本に長期滞在できるのは恐らく夏の間くらい。ただ、その夏の間でも練習に明け暮れていることを考えれば、ゆっくりできる、つまりは学校に通える時間はほんのわずかとも言える状況でしょう。そんな中で勉強しているというすごさに加え、大学入試を受けられるレベルにまで達しているかつ合格もしているのですから、彼女はジャンプの世界だけでなく勉学の面においても努力家だと言えます。この子は本当に言葉にできないくらいすごいことをやってのけてる。この功績は、オリンピックで金を獲ること、下手したらワールドカップ2連覇以上に難しいはずなのに。


ただ、これだけすごいことをやってのけたのにもかかわらず、実際に入学するのかは決めていないとのこと。入学するかは両親との相談の上で決めるとのことらしい。実にもったいない。ここまで頑張ったのに・・・。見識を広げる点では大学に入ることは決してマイナスではないと思うんですけどねぇ。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2014年02月12日

明暗は関係ない、ベストを尽くした

ソチオリンピックは現地では5日目~6日目(日本時間では共に2/12)に差し掛かり、メダルの話題と惜敗に泣く話題が挙がって来ました。


2/12早朝には、スノーボード男子はーフパイプで平野歩夢(あゆむ)選手と平岡卓選手が日本スノーボード界初の銀・銅のメダル(平野選手は最年少のメダル授与者)。この競技の1位はIPODことユーリ・ポドラドチコフ選手で、難易度の高い新技(ヨーロフリップ:You Only Live Once Flip)を披露して94.75点の高得点をマーク絶対的王者とされたショーン・ホワイト選手は決勝では雪上コンディションが合わず4位に終わりました。
金メダル候補とまで言われた平野選手でしたが、正直金メダルを取れなかったのは残念と言えば残念ですけど、絶対的王者を倒してトップ3に入れたことは大きな意義があると思いますし、1位のユーリ・ポドラドチコフ選手は、ここぞとばかりの大技を持って来られるくらいに度胸が据わっていたのだと思います。着実さでいけば、平野選手はNo.1だと思います。
3位に入った平岡選手は背水の陣で挑んだ決勝2回目が全てでしたね。
失敗覚悟で攻めの姿勢を取ったのが、大技を成功させることに繋がったのだと思います。彼もショーン・ホワイト選手を抜いて上位に立ったのですから、今後は明るいと思っています。きっと平野選手に負けず劣らずの立派な選手になってくれるでしょう。


そして、つい先程、2/12夜には、ノルディック複合個人ノーマルヒルで渡部暁人(あきひと)選手が銀メダルを獲得しました。ノーマルヒルで稼いだ貯金を残しつつも、クロスカントリー10kmで粘って2位というこれまでの日本の戦い方とは違う形がやっと形になったとも言えるでしょう。
これまで、つまり1990年代は、ジャンプで点数を稼ぎ、クロスカントリーでその貯金を切り崩すというふうだったのですが、あまりにジャンプの強い日本勢へのアドバンテージを減らすため、ジャンプの加点を徐々に減らしていった経緯がありました。その間、日本はなかなか上位に食い込むことができず惨敗続きでもありました。それを打破するため、今回のような新しいスタイルをいち早く掴んだのが渡部選手だったのです。
ワールドカップでも2位になっているとのことなので、今回の2位も大きな意義があります。もう少しで金メダルだったので残念ですけれども、復活ののろしを揚げられたことは、この後の団体戦などにいい影響を及ぼしてくれるものと期待しています


一方で、女子ジャンプの高梨沙羅選手は4位と残念な結果に終わってしまいました。以前にも書きましたが、ピークの持って行き方が上手くいかなかったものと思われます。勝ち急いだ等メンタル面でのもろさも若さゆえに・・・ということなのかもしれません。
しかし、第一人者であることは変わらないですし、今年の成績は胸を張っていいものです。そしてまだ17歳。まだまだ先があります。ここで腐らずもっと精進すれば、きっと次回はいい成績が挙げられると信じております。皆今回の成績で責めることはないですよ。胸を張って帰ってきて下さい。


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Posted by alexey_calvanov at 23:15Comments(0)TrackBack(0)

2014年02月11日

ピークの持って行き方が難しいのがオリンピック

開会前には10個以上メダルが取れるとか意気込んでいた日本選手団でしたが、ふたを開ければ惜しいのも含めて、正直なところ上手いこと言ってないなというふうにも感じられる成績になっていますソチオリンピック
中には上村愛子選手のように、メダルは取れなくとも素晴らしい成績を挙げている選手もいましたが、カーリング女子の小野寺佳歩選手のようにインフルエンザに感染して欠場というのは、自身の体調管理が上手くできていないことを示唆しているので、正直頂けないですね。ケガを押して出場し、練習中にケガが悪化して結局出られなくなった伊藤みき選手とは訳が違います。


ところで、ここまで日本選手がオリンピックに弱いのは、甲子園のように魔物が住んでるんじゃないかとか邪推したくなりますけれども、恐らくピークの持って行き方が難しいのだろうなと思っています。逆に言えば、外国人選手は自分の出場する競技にピークが来るように上手いこと調整できているのだと思います。もちろん実力も十二分にあるのですが、仮に実力伯仲だった場合、120%の能力を出せる選手の方が圧倒的有利なわけですから、ピークの調整ができる選手の方が上に立てる・・・という論法なのでしょう。
あとは最初の競技で勢いに乗って・・・というのが叶わなかったのもあるでしょう。そういった点で、今後出場するスノーボード・ハーフパイプの平野歩夢(あゆむ)選手やジャンプ女子の高梨沙羅選手の動向に影響しないか心配ですけれども、平野選手に関しては予選で高得点を叩き出し一気に決勝へ進出しましたし、高梨選手も現状大きなプレッシャーを受けているようには感じられないですね。


2人はこの後日本時間深夜にメダルの掛かった決勝(ジャンプのノーマルヒルは2回のフライトで決まる予選のない競技)になります。雪上コンディションが心配ですけれども、若さで乗り越えてほしいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:39Comments(0)TrackBack(0)

2013年02月19日

来年のソチに向けていいシーズンになったことを願いたい

先日行われたスキージャンプ女子で、高梨沙羅選手がスキージャンプ競技の中では初めて総合優勝を獲得しました。もちろん日本人女子初の総合優勝で、史上最年少というオマケ付冬季競技のワールドカップの中ではノルディック複合の荻原健司さん以来の快挙でもあります。


高梨選手は今季シーズン(今季とは2012年末~2013年頭)開始時に1位を獲得して以来、大崩れしたことがほとんどなく、14戦(2/19現在。全16戦)中1位が8回と圧倒的な成績ぶっちぎりとも言える総合優勝となりました。ただ、残念だったのが、地元札幌で今季唯一とも言える大崩れを起こしてしまった(天候不順等で12位・5位)ことと、オリンピックの会場になるソチで優勝できなかったことでしょうか。
特に最大のライバルとなるサラ・ヘンドリクソン選手に対し圧倒したのは大きなことで、昨年彼女自身絶好調というのもあったので、来季も彼女を追い付き追い越せればオリンピックで一番高い表彰台を狙える可能性がぐっと高くなります

また、今回はウェアのルール改正が行われた中でもぎ取った総合優勝でもあることも大きく取り上げなければなりません。
今回、ウェアの中に入る空気による浮力を減らすため、肌にぴったりとしたものにしなければならない(余裕はわずか数cmだったはず)というルール改正が起こり、その浮力頼みだった小柄の選手には不利とまで言われていました。その不利な中でも、高梨選手はフォームの改善(ヘッドを低くすることでスピードを付け、ジャンプの飛躍を付けるというものらしい)や基礎体力の向上、さらには食生活の徹底的な管理で、そのルール改正をはねのけました


いつか欲しいと言っていた総合優勝をわずか1年で獲れたことで、今後のジャンプ人生に大きな影響を与えることになると思うし、何より大きな自信に繋がったことでしょう。近年女子競技での躍進が続きます。彼女もその流れの中で大きく羽ばたいてほしいものです。


ノノノノ1-13巻 セット (ヤングジャンプコミックス)ノノノノ1~13巻 セット(ヤングジャンプコミックス)
こちらは女子であることを隠してジャンプ競技に挑むある選手の物語。
まだ女子ジャンプが公式競技として認められていない頃の話ですが、ジャンプの魅力を知る上で十分な教材です。



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Posted by alexey_calvanov at 22:40Comments(0)TrackBack(0)

2011年01月10日

ソチ期待の星? 度肝を抜くジャンプ

今日行われたHBC杯ジャンプ、女子のジャンプ部門というのも行われたみたいで、その結果をニュースで見ていたんですけど、その優勝した高梨さんのジャンプに驚かされましたね

女子ジャンプとはいえ、K点は男子と同じ120m、飛行換算距離(ヒルサイズ(HS))134m。その中で、高梨さんのジャンプがとてもすごかったですね。あれだけ長距離のジャンプをすると、男子でも体勢を崩しかねないのに、テレマークは決まらなかったものの、きれいな着地をしていたと思いますよ。
決勝で戦った相手も高校生ということで、もしかすると、2014年のソチオリンピックで女子ジャンプが採用されれば、この2人がメダルを狙える有望選手になるのかもしれません。
それ以前に、女子ジャンプがもっと盛り上がって、オリンピックの種目になってもらいたいものです。


で、そのスキージャンプを取り扱ったマンガが下のこの作品。ジャンプの魅力だけでなく、ジャンプに対する問題なんかもちらりと書かれているので、よろしければ・・・。


ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)
ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)  
Posted by alexey_calvanov at 21:24Comments(0)TrackBack(0)