2023年07月19日

激戦だった第103回天皇杯3回戦

先週水曜日に行われた天皇杯3回戦。何で今日の今になって書いているのかは、後でお話しします。

その天皇杯3回戦は、激闘の言葉がふさわしいものになっていました。下カテゴリーのチームが、あと一歩で・・・という試合もあったようなので、今年に限って言えば、下カテゴリーだからといって舐めて掛かってはいけないということなんでしょうかね。<いやいや、毎年そうだって(ニヤニヤ)。


まずは、FC岐阜から見ていきましょう。今年は3回戦まで残り、J1のアビスパ福岡と戦いました。
メンツを見て大丈夫かなと思ってましたが、なんのなんの。大善戦でした。普段スタメンに出られない、下手したら控えにも入れないメンツが、各上相手に激闘を繰り広げました。
前半39分にルーキーの羽田一平選手が先制点を挙げ、このまま逃げ切れるかと思ったのですけど、さすがはJ1、入れ替える選手がスタメン級なので、もはや反則とも言えるくらい。すると、徐々に福岡に押し切られ、終盤に同点。そして延長戦で逆転負け(2-1)となってしまいました。
力尽きたという雰囲気で終わった岐阜。しかしよくやってくれました。競り負けたのは、色々な部分で差が出てしまったのかなと思っています。ぜひこの経験を次に生かしてほしいです。


さて、J3やJFLなど予選を勝ち抜いたチームがどうなったのかというと・・・。
一番のサプライズが、高知県代表であるJFLの高知ユナイテッドSCJ1に昇格した横浜FCを1-0で破りました。恐らく高知はJFLの試合が無い(第16節が休み)こともあって、普段のメンツを揃えて戦ったと思われます。そしてホームで戦えたのもアドバンテージになったのではないかと。思い切って全力で戦ってきたことで、ベストメンバーではないものの、圧倒的ではあったはずの横浜FCに勝ったのかなと思っています。

その他、同じJFLから勝ち上がったヴェルスパ大分は北海道コンサドーレ札幌に敗れています


激闘という面では、J2のチームがJ1のチームを破る事態も散見されました。昨年優勝した横浜・F・マリノスがFC町田ゼルビアFCに1-4で破れる事態になりました。こちらは相手のホームでコテンパンにやられる事態。奇襲をされたというのはNHKのスポーツでの表現。開始早々に入れられ、前半で0-2。横浜FMが点を入れたのは、最終盤という有様。下手したらクリーンシートでやられるという屈辱を味わうところでした。


そして、激闘を通り越し、死闘を繰り広げたチームもありました。

鹿島アントラーズ×ヴァンフォーレ甲府の試合は、延長戦でも決着が付かず、PK戦に。そのPK戦も相手がPKストップしたと思ったら、返す刀でPKストップになるという持久戦の様相を呈していました。結果11人目で甲府が決めるという死闘となりました。

その次にすごかったのが、FC東京×東京ヴェルディの東京ダービー同じカテゴリーでの対戦は2011年、カップ戦で見れば2016年以来のダービーマッチ。長い時を経て行われた試合は、前半にFC東京が先制したものの、終盤に東京Vが追い付き、延長戦に。そこでも決着が付かずにPK戦となり、9人目で決着が付き、FC東京が死闘を制しました
ただ、このダービーマッチは因縁を通り越して陰険なものになり、東京Vのスポンサーに貼り紙を貼ったり、生卵を投げつける行為や試合開始直後にFC東京ゴール裏から花火が上がるという行為が見られました非常に残念な行為であると同時に、器物損壊や危険行為といった犯罪になる部分もあるので、犯人が名乗り出て、入場禁止の処分を下したとはいえ、これで終わりにせず、しっかりと反省してほしいと思います。やった相手だけでなく、クラブとしても(対策書など事後報告は必ず出さないといけない)。

さらに日を越えての死闘になったのは、カターレ富山×アルビレックス新潟の一戦
こちらは、7/12に試合が行われたのですけど、折しも線状降水帯が富山県を襲っており、激しい雨と雷の中で3度試合が中断し、4度目の中断で試合中止が決まったというものになりました。
試合そのものも新潟が先制すると富山が追い付いて逆転。富山逃げ切り・・・と思っていたら、終盤に新潟が追い付いて、延長戦に入った前半で新潟が逆転というシーソーゲームにもなっていました。そこで中断→中止になったのですから、特に富山は心が折れる展開だったと思うんですよ。それなのに、再開試合の延長戦後半、新潟がさらに点を重ねた中でも最後の最後で1点入れてるんですよ・・・。最後は新潟がペナルティエリアで犯したファウル(PK)が認められなかったという不運もあっての新潟逃げ切りになってしまったんでしょうけど、どちらも雨の中の試合で、双方ホントによく頑張ったと思います。延長後半の15分だけのためにやって来た2256人の観客の皆様は、本当にご苦労様でした。それ以前に大雨の中だったのに3837人の観客を動員したのもすごかったんですけどね・・・。


さて、ラウンド16(4回戦)になる天皇杯、最大の注目は、高知の対戦相手。何と、J1の川崎フロンターレと当たります。優勝経験のある強豪とどう戦うのか。8/2の試合が楽しみです。恐らくNHKでやるだろうな(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2023年05月22日

坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いたようなイベント 前編

5/21にとあるYouTuberのオフ会(とはいうものの、有料なので実質イベント)に行ってきました。このオフ会は、関西と関東の2ヶ所と公開収録の北海道の計3ヶ所で開催されました(北海道は間もなく開催予定)
本当なら関西に行った方が近いのです。なぜなら、関西は近江鉄道(滋賀県)での開催だったから。しかし、この日は香川県丸亀市にあるPikaraスタジアムに向かわなければならない。ゆえに何も予定の無かった関東の方を選択したのです。

関東は鹿島臨海鉄道(茨城県)での開催となりました。ここなら水戸まで夜行バスで・・・と思ったら、名古屋発の夜行バスはコロナ禍の最中で運行休止となっていた(泣)。仕方なく、東京経由で水戸に向かうことになったのだった。


SOG03_081920夜行バスで東京まで向かい、そこから特急ひたちで水戸まで向かう。確実に定刻に間に合うようにするためには、特急の方が確実だったのだ。
その水戸駅では、鹿島臨海鉄道に乗り換え、目的地の大洗駅まで向かう今回乗ったのは、6000形という車両。平成元年(1989年)生まれの古い列車です。



SOG03_082001その2両目に目を向けてみると・・・。おお、ガルパンこと「ガールズ&パンツァー」のラッピング列車ではないか!たぶんこれはⅢ型と思われ。



SOG03_082032中はこんなふう。
所狭しとガルパン関係のイラストが貼ってあります。



SOG03_082042この作品は、鹿島臨海鉄道が通る大洗町が舞台で、作中でも鹿島臨海鉄道の車両が登場します。そのため、このように大洗の案内を行っているのです。



さてそんな折、大洗行きの列車発車を待っていると、何やら見慣れた方が乗ってくる
その方、ロングシートに座るやいなや、Mac Book Airを開けて画面とにらめっこ。やっぱり和尚(鐵坊主)だ!
そう、とあるYouTuberのオフ会とは、鐵坊主さん(和尚。以下『和尚』と呼称)のオフ会「鉄道解説系YouTuber鐵坊主と行く 鹿島臨海鉄道6000形貸切列車の旅」なのです。日本旅行が主催するイベントとして開催されるもので、これは和尚が元々日本旅行の方だったから実現したようなものらしい。
せっかくはす向かいの間近にいたのですから、声の一つでも書けるべきなのかと思ったのですけど、公共の場所での声掛けはご遠慮下さいというウチのクラブが出している案内もあるからなぁ・・・と思って、何も声を掛けずに、ただじっと眺めるという、極度の人見知りの言い訳(ギャハ)。


SOG03_093517そんな列車に揺られること10分か15分くらいかな。目的地の大洗駅にやって来ました。
実は、過去にも大洗駅をはじめとして大洗町には来たことがあります。なので、久しぶりになるのね。



SOG03_085134駅の構内には、ガルパンの大きな幕が。いつの間に、こんなものをこさえたんだ!なお、左右のモニターにはガルパンの歩みをはじめとする映像が流れておりました。



SOG03_085909そんな駅構内の角にはガルパン関連のものなどが飾られているショーケースがありました。
・・・主人公が駅員に扮するものまであったか。鹿島臨海鉄道の力の入れようがわかる。



SOG03_085919そんな鹿島臨海鉄道と大洗町の関係は複雑だ。
鹿島臨海鉄道は、鹿島サッカースタジアムが駅としてある関係上、鹿島アントラーズの応援をしているようです。ゆえに、大洗町でありながら、鹿島アントラーズ選手の寄せ書き色紙があります



SOG03_085812しかし、大洗町そのものは、水戸ホーリーホックのホームタウンなんですよ。鹿島臨海鉄道は、その間に板挟みになっているのです(ニヤニヤ)。



イベント開始は午前10時過ぎ。まだ開始1時間近く前なので、駅前を散策したり、駅構内にある店を覗いたりして、イベント開始を待っていたのでした。つづく。


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Posted by alexey_calvanov at 23:08Comments(0)

2022年06月11日

839日ぶりに帰ってきた『日常』

今日、J1ではルヴァンカップのプレミアシリーズ進出を決めるプレーオフステージが開催されました。先週開催された第1戦との結果を合わせて、勝った方が8月に開催される準々決勝に進みます
しかし、この日一番重要だったのは、2020年2月23日に開催されたJ1およびJ2の開幕戦以来、約2年4ヶ月ぶりに声出しによる声援が行えるようになったこと。まだ運営検証対象試合というもので、鹿島アントラーズ×アビスパ福岡のみでの開催になり、声出しエリアの設置・周辺に座席の感覚を設けたり、緩衝帯の設置の義務・不織布マスクの装着義務・観客動員数の上限50%(声出し声援を行わない場合は同100%)という厳しい制限の下で行われたものの、声出しを行わない場合での動員がJ1の場合でもいまだ6割ほどとされていることから、賑わい創出と観客動員数が減ってもいいので声出しが行えることによる新規獲得を狙って、今回の措置を取ることに決めたのです。なお、主要スポーツの中では初めてになり、今後明日(6/12)開催されるJ2の東京ヴェルディ×いわてグルージャ盛岡がリーグ戦初の開催になります。その後、7月に開催されるJ1・J2の計6試合を経て、8月から声出し応援を行いたいクラブのみ開催を認める方向で調整中とのことです。

その時の映像をテレビやJリーグの公式ツイッターで見たのですけど、やはり声出し声援はクラップによる応援と比べても迫力が違うし、感激しましたね。やっと日常が、限定的ながらも戻ってきたのだなと。この間にサイレント応援を経ている過程やコロナの拡散に繋がるのではないかという声もあり、声出し声援は賛否両論あるのですけど、思ったのはチャントというのがチームの魂だと私自身は感じており、やはりそれが無いと何か身体の中から抜かれてしまっている感覚に陥るのです。クラップによる応援で何とか身体が保ててる、そんなふうに思うのです。もちろん静かな環境下で、選手・監督・スタッフ・審判の生の声が聞こえる試合の方が面白いという意見もわかります。でも、野球にしろバスケットボールにしろ、プロ・・・いやスポーツというのは声援があってこそ成り立つものなのだと痛感したのも、コロナ禍での試合観戦だったのです。声出し声援は、試合での迫力や印象を作り出す原動力だと思うのですよ。


いまだJ3やJリーグではないアマチュアサッカー、そして他のプロスポーツなどでの取り扱いは不透明ではありますが、この流れを受けて近日中に解禁になると信じたいですね。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)

2017年12月02日

【Jリーグ】いよいよ最終決戦が幕を開ける【最終節】

今日と明日でJリーグ(J1・J3)は最終節を迎えます。既に試合の終わったJ2ではJ1昇格プレーオフの決勝戦が行われます。


まずJ1ですが、ここに来て優勝争いがアツくなってきましたただの優勝だからそんな面白くないと思ったんですけど、今年は稀に見る激戦のようで、一騎打ちでもここまでヒートアップするとは(笑)。
その一騎打ちは鹿島アントラーズと川崎フロンターレここ数試合で川崎が勢いを付け始め、川崎は直近5試合では4勝1分なのに対し、鹿島は3勝1分1敗と少々部が悪いです。

そんな試合は全て14時(正確には14:03)キックオフで、鹿島はアウェイでジュビロ磐田と、川崎はホームで大宮アルディージャと対戦します。後述しますが、既にJ2降格の決まった大宮と優勝目指す川崎の間ではモチベーションなり気迫というのがかなり違ってくるのとホームで戦うというアドバンテージから、川崎が有利なんでしょうね。鹿島はアウェイで戦うだけでなくホームで磐田に負けていることと磐田そのものが守備の硬いチームなんですね。という面で鹿島が厳しい状況ではあります。
ただ、試合結果の展開で見るとさにあらず鹿島も川崎も勝たなければならない試合なものの、鹿島は川崎の試合展開次第で優勝できるのです。仮に引き分けでも川崎が負けたり引き分けになれば、優勝が転がり込んでくるという算段。そんなことから少しだけ鹿島有利なんですね。勝つという意味では、川崎の方がプレッシャーになるでしょう。
しかし、実は日程で苦しいのは川崎1週間丸々休めた鹿島に対し、川崎は浦和レッズと水曜日(11/29)に戦っています短い日程で戦うことは勝負勘が残っているメリットがある反面、選手の疲労が抜け切っていないデメリットも抱えます。この差が優勝争いに出なければいいのですが・・・。


一方で残留争いも一騎打ち。既にアルビレックス新潟と大宮のJ2降格が決まり、残るは清水エスパルスとヴァンフォーレ甲府のどちらかとなりました。どちらも2分3敗と絶不調。ただ、残留が決められるところで負けないしは引き分けている清水の分が悪そうに見えるのは気のせいでしょうか(汗)?
清水はアウェイでヴィッセル神戸と、甲府はホームでベガルタ仙台と戦います。清水が勝てば残留確定なものの、相手は直近5試合で1勝1分3敗なもののアウェイなので、厳しい戦いになるでしょう。一方で甲府はホームで戦えるのが大きいですね。相手は直近5試合で1勝3分1敗なので強いですが、地の利を生かせば勝てる試合になるでしょう。
ただ、こちらも鹿島と川崎の関係と同じく双方勝たなければいけない試合なものの、清水は甲府の結果次第で残留できるので、引き分けてしまっても負けてしまっても、残留が転がり込んできます。そのため少し清水有利。地の利を甲府が生かせなかった場合のことを思うと、プレッシャーが掛かってくるでしょうねぇ(汗)。


で、J3の最終節も明日(12/3)迎えます全て13時キックオフになります。以前からお伝えしていますように、激しい争いとなっており、J2ライセンスのある栃木SCとJ2ライセンスの無いブラウブリッツ秋田とアスルクラロ沼津との三つ巴になっています。
1位の栃木と3位の沼津は沼津のホームで直接対決となり、3位の秋田はアウェイでガイナーレ鳥取と戦います。ちなみに、鳥取のホームは、2015年・2016年と優勝チームを導き出している(2015年はレノファ山口FC、2016年は大分トリニータ)ありがたいスタジアムだそうで(苦笑)。

少し複雑になるので、以下にまとめています。
チーム名の後にある数字が現在の勝ち点で、矢印から先は3チームの勝ち・引き分け・負けになった場合の勝ち点、括弧書きは得失点差になります。


栃木 59→62 / 60 / 59(+20)
沼津 58→61 / 59 / 58(+33)
秋田 58→61 / 59 / 58(+19)



栃木○、沼津×の場合
栃木62・沼津58になり、秋田の動向関係なく栃木優勝&J2復帰

栃木・沼津△の場合
栃木60・沼津59になり、秋田の動向が絡んでくる
秋田○なら61となり、秋田優勝となるものの、栃木は2位(60)になりJ2復帰可能秋田×なら58、同じく△なら59となるため、栃木優勝&J2復帰

沼津○、栃木×の場合
栃木59・沼津61となり、秋田の動向が絡んでくる
秋田○なら61となり、沼津と同じ勝ち点になるものの、大量得点ないしは大量失点にならない限り、得失点差の関係で沼津優勝・秋田2位となり、栃木のJ3残留が決定秋田×なら58になり、沼津優勝となるものの、栃木は2位(59)になりJ2復帰可能秋田△なら59となり、沼津優勝は秋田×の時と変わらないものの、栃木は秋田と同じ勝ち点になるため、得失点差の関係で2位になるのか3位になるのかは当日の結果次第になります。


・・・まぁ、じつにややこしい(爆)。とにかく栃木にとっては勝たない限り安心は無いということですわ。
そして、この栃木の復帰の可否によって、J2最下位のザスパクサツ群馬のJ3降格かJ2残留も決まってきます今回群馬残留となるとボトムズ戦線は血を見ることのない平和な世界になるわけですけど、群馬のチーム事情が結構アレなことが露見されたため、昇降格関係なくJ3に行った方がいいという意見もちらほら。まぁ、この件は私は何とも言えないですのでコメントしません。


同じ日にはJ1昇格プレーオフが行われ、名古屋グランパスとアビスパ福岡との一戦になります。
こちらは豊田スタジアムで行われ、3位に付けている名古屋が若干有利になります。
ただ、豊田スタジアムと名古屋の相性はあまりよくなく、勝てる試合で負ける事態も散見されました。さらに名古屋と福岡の対戦は1勝1敗の五分五分豊田スタジアムとの相性次第では福岡の昇格もあり得るでしょう。しかしながら、名古屋は引き分けでもJ1復帰可能なため、引き分けの試合も多かった豊田スタジアムなら、それ狙いで戦ってもいいというふうにも考えられます負けなければいいという名古屋、かたなければいけない福岡という図式で考えると、豊田スタジアムの相性の悪さも名古屋にとってはポジティブな判断材料になるのかもしれませんね・・・。
まぁ、個人的には名古屋より福岡に上がってほしいですが。だってJ2のチームにとって大切なカ<文章はここで途切れている(ギャハ)。


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Posted by alexey_calvanov at 13:28Comments(0)