2012年09月13日

Wii Uまさかの2本立て

東京ゲームショウに出展しない任天堂。そのため、任天堂は東京ゲームショウ前に行われる基調講演で重大な発表を行うことで知られていました。
しかし、今回はニコニコ動画・USTREAMを利用して「Wii U発売に関するプレゼンテーション」を今日の16時に行いました不特定多数の人に向けて発表するということは極めて重要な事態だと思われるので、その動向が注目されました。恐らくここで発売日や価格などが決まるだろうと言われていましたが、案の定、発売日・価格・ロンチソフト、そして任天堂の本体では久しくなかった2種類のモデルの差異についての説明がなされました。


まず発売日は12/8。土曜日の発売になり、大規模な混乱は避けられそうです。
ロンチソフトは2本。うち1本はスーパーマリオシリーズの最新作である「New スーパーマリオブラザーズU」ロンチタイトルの登場ではあのニンテンドウ64以来となり、この商品への力の入れようがわかります。


そして今回俄然言われるだろうと思われるのが、2種類のモデルの投入。こういった売り方は、任天堂のゲームハードとしては、1977年に発売したテレビゲーム6・15以来35年ぶりになります。

セット共通内容は、本体・Wii U GamePad(コントローラー)・Wii U本体用ACアダプター・Wii U GamePad用ACアダプター・HDMIケーブルがそれぞれ1つずつ。それ以外で2種類のモデルの内容は、以下のよう。

ベーシックセットは、本体内蔵のフラッシュメモリーが8GBとなってるだけなのに対し、プレミアムセットは本体内蔵のフラッシュメモリーが32GBになっている他、縦置きスタンド・Wii U GamePad充電スタンド・同じくプレイスタンドが同梱。さらに、「Nintendo Network Premium」というデジタル(ダウンロード)販売での購入時に価格に対して10%のポイント還元を行い、かつ500ポイント単位でニンテンドープリペイド番号(ニンテンドープリペイドカードに付いている番号と同じと考えられる。引き換え金額はポイントと対等なのかは不明)に交換できるようになっています。この「Nintendo Network Premium」は2014年末までのサービスなものの、中長期的な目で見れば、デジタル販売で買う人はオトクなる可能性があります。

そのセットの2種類の価格は、ベーシックセットは26,250円、プレミアムセットは31,500円プレミアムセットに関しては、任天堂のゲーム機としては1980年に発売されたコンピュータTVゲーム以来32年ぶりになる3万円以上の高額設定になりました(コンピュータTVゲームは当時の価格で48,000円)。


この売り方はどうなのかというと、難しいところで、前述のテレビゲーム6・15に関しては、「損して得取れ」の形で、利益が出やすい15の方に誘導し、売らせるという方法を採りました。
今回のWii Uに関しては一概にそういう比較はできないかもしれないですね。もしかすると、どちらも売ると赤字なんだけど、プレミアムセットが売れてくれれば赤字が薄まっていいや・・・という考えなのかもしれないですし、Wiiがライトユーザーにウケたをいう経緯から、ベーシックセットを用意したとも考えられます。
そう考えると、ベーシックセットは任天堂らしい価格、プレミアムセットは高いなという印象がぬぐえないですね。でも、やり込む・オトク感ならプレミアムセットにしないとという悩ましい選択をする必要性が出てきています


いよいよ発売日が決まり、年末商戦の商品が実質出揃ったと言えるでしょう。
既存ハードのPS3・XBOX360、そして携帯ゲーム機であるPSP・PS Vitaにどこまで迫れるのか楽しみなところです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)TrackBack(0)