2013年02月08日

社名変わると、こうもなるのか

アメリカのオバマ大統領も使っていたということで非常に有名になったBlackBerry(ブラックベリー)。ストレート端末にQWERTYキーボードが付いた日本では変わった端末として認識されていると言っても過言ではないと思います。
そんなBlackBerryを製作している会社がカナダにあるRIMことリサーチ・イン・モーション当初はスマホの走りとしてアメリカをはじめ北米で大ヒットを遂げていたものの、iPhoneの出現以降、Android勢にも水をあけられ、現在はジリ貧状態一説にはBuy America(アメリカ製品購入)運動の煽りを受けたとも言われています。


そこでRIMは新しいOSのBlackBerry 10を発表。そして、会社名もRIMから機種名で会社名の代名詞にもなっていたBlackBerryに変更することになりました。
それに伴い、これまでこだわってきたキーボード付ストレート端末以外にもiPhone(Androidの一部端末も含む)のようなフルタッチタイプの機種BlackBerry Z10を発表(これまでのタイプもBlackBerry Q10として発表されています)これまでのイメージからの脱却とiPhoneやAndroidに傾いた流れを少しでも食い止めようと躍起になっています。


しかし、社名が変わるといいことがないのは、過去の歴史でも証明された通り

大きいところだと、ゲームメーカーのジャレコがPCCW(パシフィック・センチュリー・サイバーワークス)の傘下に入ったことで左記の名前に変更になった際、業績が急激に悪化ジャレコに再度名前を戻したものの、結局は7億円の負債を抱えたままゲームヤロウというオンラインゲーム製作の会社に1円買収され、ジャレコのコンテンツはハムスターに切り売りされてしまったという経緯があったり、ケータイ大手の一つJ-PHONEがボーダフォンに買収され、社名変更した時3G移行に失敗してガタガタになり、結局数年経ったところでソフトバンクに買収され、ソフトバンクモバイルに変わるという顛末をたどっています。


今回は社名変更だけで、どこかに買収ということはなかったのですが、今回の社名変更で、NOKIA以来の日本撤退というニュースが明らかになりました正確には日本から撤退するという公式発表はないのですが、広報サイドからBlackBerry Z10・BlackBerry Q10の日本発売はないと明言されているため、事実上日本からの撤退ではないかと一部では報じられております

その理由は売り上げに対して経費が見込めないことからなのではとのこと。具体的には、OSの日本語ローカライズを行っても儲からないからやーめたということなのでしょう。


新しいBlackBerryを見ることないまま日本から姿を消すかもしれない・・・。そう思うと少々寂しいですが、売れないのだから仕方がない。素直に受け止めましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)