2020年06月27日

FC岐阜観戦記2020 第1節 Welcome to J3!

やっと2020年のJリーグが始まりました。既にJ1・J2を観戦している人達には、もう始まってるよとツッコまれそうですけど、J3は今日(6/27)が開幕、始まりだったのです。
普通なら、開幕戦ということで大勢の観客で埋まるはずだったのですが、新型コロナウイルスの影響で無観客リモートマッチと題してDAZNを介しての観戦となりました。岐阜県内の方々はぎふチャンで観戦したという人も多かったでしょう。7/10まではこの形態で観戦となり、しばらくは耐え難きを耐え・・・というふうになるのかねぇ。
ということもあって、普段なら観戦に行った試合は、ホームの場合は『第〇節』(最終戦のみ『最終節』)、アウェイの場合は『その〇』となり、観戦できない場合や天皇杯などのカップ戦の場合は『特別編』と称していましたけど、今年は今回のようにしばらく観戦できないので、現地でもDAZNでも観戦すれば、ホームの場合は『第〇節』(最終戦のみ『最終節』)、アウェイの場合は『その〇』とカウントしていこうかと。


今回は試合前のイベントもYouTube上で一部再現FC岐阜の公式チャンネルでCCNの市橋大輔さんと難波宏明さんが午後5時まで一緒に盛り上げてくれました(難波さんがぎふチャンの解説を行うため)。その後も、会場となった『秘密基地』からGGG(トリプルジー)やギッフィーなど総出で盛り上げ。途中投げ銭(スーパーチャット)機能が動かないトラブルはあったものの、概ね成功だったといえるでしょう。
DAZN配信中は試合を届けられないので、副音声的なものに。DAZNを見ながら益山司FC岐阜サッカースクールコーチ(元選手でもある)とGGGのメンバーと共に行っていました少々のタイムラグはあるので、難しいところもあるのでしょうけど、これからなのかなと。発想はいいです。この部分だけ繰り返しで見られたらなおのこといいんですけどね。
なお、ギッフィーはアクリルボード代わりに扱われるなど結構雑(爆)。『出禁』のしわ寄せの一番の犠牲者は、他ならぬギッフィーだったのかもしれない(苦笑)。皆、アクリルギッフィーというかわいそうな立ち位置改善のためにも、投げ銭してあげるんやで(ニヤニヤ)!


で、開幕戦の相手は、FC今治。散々書いてますけど、JFLから参入してきたアマチュア上がりのチームです。とはいえ、オーナーが岡田武史さんというだけでも特殊さが窺い知れますJ1行くというのが呪文のように唱えられていますけど、今治ほど本気さを感じるチームは他にないです。

1976年に設立し、地域密着型のクラブとして運営一時は愛媛FCの姉妹チーム(アマチュアチーム)という位置付けになったものの、2012年に再独立2014年から岡田さんが経営参画してからは、急速にJリーグ入りに向かっていきました。大木武元監督(現在はロアッソ熊本監督)が岡田メソッドに参加していたことも知られていますね。
今治は2016年にJリーグ百年構想の資格を獲得。同時に全国地域サッカーチャンピオンズリーグに優勝し、JFL昇格を決めています。
JFLでは数年足踏みをすることになった(2017年は6位、2018年は5位)ものの、J3ライセンスを取得するなど着実に地盤を固め、メインスタジアム(ありがとうサービス. 夢スタジアム)もこの時完成させています
そして2019年、JFLで3位になったことで、Jリーグ参入を決定愛媛県では2番目のチームとなりました。経済規模がさほど大きくない愛媛県で2チームやっていけるのかという心配もある中で、今後愛媛との壮絶なパイの奪い合いが起こるのではないかと思われます。今年は愛媛の降格は無いけど、来年以降今治がJ2に殴り込んできたり、愛媛がJ3降格となれば、愛媛の経営にかなり打撃を与えかねないと思っています。スタジアム問題を棚上げにしてきたツケ、かつ経営的に苦しい状況が愛媛にのし掛かって来るのです。


随分前置きが長くなりましたけど、試合の方がどうなのかというと、双方初戦ということでかなり緊張しているなと思わせる展開岐阜にとってはJ3に落ちた初戦、今治にとってJ3参入して最初の試合ですから、なおのこと。
失礼ながら意外にも今治が頑張ってました岐阜の好守に振り回されることなく、タフな部分も見せていました。やはり日本代表だった駒野友一選手が軸の守備陣は一筋縄ではいかず、なかなかゴールを割れなかったです。今治は攻撃的なサッカーを展開して前半15分前後のようにピンポイントで波状攻撃を仕掛けてきました。ある意味省エネ攻撃とも言えるのかな。
岐阜はポゼッションサッカーで空いたスペースをロングボールで埋めるという格好の攻撃スタイルだったのですけど、やや精度を欠いていた気が・・・。パスの面でも繋ぎの部分がウィークポイントになりかねない部分を見せており、今後の課題の一つですね。精度の面ではコーナーキックがショートコーナーメインだったのも気掛かり。ゼムノビッチ監督の戦略なのかもしれないけど、コーナーキックの精度が悪いから・・・というふうなら、少々問題でもあります。
緊張感漂うことで試合も膠着化し、お互い決め手を欠く攻め受けになりました。危ないシーンももちろんあった(岐阜は川西翔太選手のシュートなど、今治は林誠道選手のシュートなど)けど、お互いのキーパー(岐阜は松本拓也選手、今治は修行智仁選手)のファインセーブやバーに当たるなどの不運もあって、決まらないまま試合終了。双方勝てる試合だっただけに、残念という思いはひとしおでしょう。ただ、個人的には今治の勝ちだなと思っています。なぜなら、今治はプロ初試合で初めての勝ち点を得られたからです。この意味と意義は大きく、岐阜にこれだけの試合ができたのなら、他でも十分やっていけるという自信にもなったかもしれません。つくづく岐阜は相手チームの自信を与えるチームになっておるのぉ・・・。


今治の今後の課題は、90分戦えるチームを作ることでしょう。新型コロナウイルスの影響もあるのでしょうけど、足をつって倒れる選手が多かったのが気掛かり。夏になっても5人交代枠があるとはいえ、不十分になってしまいそう。J3ということもあり選手を18人フルに連れていけるかもわからないので、この部分は今後の今治がプロでやっていく上で重要になっていくでしょう。

岐阜はやはり一にも二にも決定力。去年も決定力の無さで泣かされただけに、シュート練習をしっかりやってほしい。あとは精度ポゼッションサッカーを辞めて半年以上経ち、パス回しが雑になっているのではと思えてなりません。大木体制の再来を望むわけではないのですが、パス回しはサッカーの基本ではあると思うので、疎かにしないでほしいです。そこから精度のよさが生まれるはずですから。


このままだと2018年のギラヴァンツ北九州化(降格2年目でJ3最下位)、2019年のカマタマーレ讃岐化(降格初年度で14位。前半はよかったが、後半で超の付くほどの失速を喫した)になりかねません。練習の中で軌道修正を上手く図ってほしいです。


次の試合は、7/5のガイナーレ鳥取戦アウェイでの対戦なので、普段なら行きたいところですけど、日曜の夜なのもあって行けないわな・・・(泣)。当然リモートマッチというのもあります。よってDAZN観戦になります。当初は8/22で、土曜の夜開催だったから、行けたんだよなぁ・・・(嘆)。


とにかく、今は割り切って、反省すべきところは反省し、見付かった課題を一つずつ潰していきましょう。1年でのJ2復帰のために、やれることを少しずつ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)