新型コロナウイルスの影響で、スポーツイベントも中止ないし延期が相次いでいますけど、モータースポーツの花形であるF1も例外ではありません。次々とレースが中止・延期となる中で、あるイベントを立ち上げました。それはビデオゲームを使ったe-sports大会になる「バーチャル・グランプリ・シリーズ(V-GP)」。F1公式のe-sports大会です。
この大会は、F1公式ソフトである「F1 2019」を使って、F1ドライバーやゲストドライバーが対戦を行うというもの。このゲストプレイヤーというのが、プロゲーマーになるのでしょうね。
しかし、プロドライバーとはいえ、ゲームに関しては恐らくほぼ素人とも言えるでしょう。そこで、ハンデが設けられます。具体的には、レースで使用するマシンは各種設定をゲームに不慣れなドライバーを考慮したものに仕立てられ、また性能に関わるセッティングなどは全ドライバーで共通のセットアップも施されており、かつゲーム内のマシンが壁や他マシンとの接触をした時に発生する損傷も控えめになっております。なお、ゲームの周回数は、一般的な大会より短めになっているそうです。ゲーマーじゃないドライバー達への配慮といったところでしょうか。
現状3/23に第1戦が開催予定になっております。日付の変わった、平日の朝(午前4時開催)になるので、見られる人は少ないでしょうけど、YouTube・Twitch・フェイスブックで見られるとのことなので、恐らくアーカイブで見られるのではないかなと思います。
実は、過去にプロドライバーがプロゲーマーに挑んだことがあるものの、惨敗だったという経緯もあり、今回の大会にプロドライバー達は乗り気なのかという心配もありますけど、これだけハンデ付ければ、勝てないことはないでしょう。もしプロドライバーだけのレースになったとしても、ゲームの挙動がリアルなものに近いことが立証されれば、ゲームの宣伝にもなることでしょう。やっぱり、やることに意義があるんだよ。
F1 2019