2020年06月05日

2020年のJ3、18チームになってしまう

新型コロナウイルスの影響が、こんなところにまで来たのだとしたら、何とも酷だなと思っていたけど、もしかしたらオリンピック開催でも同様のことになってたんじゃないかと思うと、どっちに転んでも避けられない運命だったのかと思わされる。


FC東京が、今シーズンのJ3(U-23チーム)の活動を辞退すると発表しました。
一番の原因は、新型コロナウイルスで過密になったJ3の日程だと思います。
FC東京のJ1(トップチーム)の本拠地は味スタこと味の素スタジアムなのですが、J3(U-23チーム)は3つの競技場を持ち回りでホームにしています。味の素フィールド西が丘・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場・夢の島陸上競技場です。このうち、味の素フィールド西が丘はサッカー競技の他の団体(恐らく東京ヴェルディのことと思われる)・なでしこリーグ・社会人(JFLや地域リーグなどアマチュアリーグ)・大学・高校で使われる、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場は特に陸上との競合が見込まれる、夢の島陸上競技場はオリンピックの関係で今シーズンの使用が不透明だったことが重なり、開催を断念したのだと思われます。
既に今日(6/5)の正式決定の前(つまり昨日)にU-23の選手全員に、U-23チームの長澤徹監督には6/2に伝えたとのことで、特に異論が出なかったとのこと。
このことで、育成型の期限付き移籍は増えるかもしれないが、人員整理を行う予定は無いとのこと。長澤監督も若手育成に全力を掛けたいとのことなので、今シーズンもU-23からJ1を狙える選手が出てくるかもしれません。


しかし、スタジアム問題でチームの活動ができなくなってしまう事態になるのは想定外だった。オリンピックが理由ならあり得るだろうなと思ってたら、まさかのコロナ禍だからかなぁ・・・。


これにより、J3は18チームでの開催になりました。開催日程的には組みやすくなり、1チームだけが休養日になるというわかりにくさは解消されました。また当面の間行うブロック開催については、9チームずつとはいえ、分けやすくはなります(ただし、このせいで無くなるはずの休養日が発生する事態になっている)。ただ、U-23はJ3の選手とはいえ、実践の機会を失うことになるのですが、J3の選手はJ1リハビリ組の対戦をこなす羽目にならないかと戦々恐々とすることは無くなった(大阪の2チームのみになる)という安心感も。この影響がJ3の争いに影を落とすのかなぁ・・・。


もしかすると、U-23が今シーズンで最後になるかもしれないと言われていただけに、こんな形でチーム終了とならないことを願わずにはいられません。そして、関東は神奈川の2チームだけになるという事実。別の意味で恐ろしい・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:08Comments(0)