2016年07月14日

VHSデッキが、いよいよ消える

最も普及した録画機と言っても過言ではないと個人的には思っているのがVHSビデオデッキ。現在はHDDレコーダーが普及して、もう時代遅れなのにもかかわらず、いまだにVHSからDVDへダビングできる機械が発売されているのですから、その普及率はすさまじいとさえ感じております。


そんなVHSビデオデッキの製造が今月をもって終了となるそうです。既にベータマックス(ベータ)のビデオデッキの製造が終了して10年以上経ってもなお売れていたのですから、改めて繰り返しになりますが、普及率のすさまじさに脱帽。

最後まで製造していたのは船井電機(FUNAI)というメーカー。どちらかというと安価な商品で売られることの多いメーカーですね。しかし、その安さで海外では結構名の知られたところでもあり、一時期メジャーリーグの球団のスポンサーになっていたこともありました。


今回終了を決めた理由は、中国の製造でも部品の調達が困難になり、やりたくてもやれなくなったからだそうで。自分達で作ってしまうのも手なんでしょうけど、直接コストに跳ね返ってくることを考えれば、妥当な判断とも言えるでしょうね。
足掛け40年、日本で世界で親しまれてきたVHS規格も、いよいよ歴史の表舞台から消えるのかもしれません。しばらくは(FUNAIに関して言えば)メーカーの在庫もあるでしょうから欲しいと思えば買えると思いますし、修理も大丈夫なのではないのでしょうか。一応製造終了から10年は修理を保障してくれるようになっているはずなので。


録画技術の向上という点では、ベータと共になくてはならないものでした。日本発の商品だったこともあり、本当に日本のモノ作りのすごさを知ることになりました。


DXアンテナ 地上デジタルチューナー内蔵ビデオ一体型DVDレコーダー DXR170V
Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)TrackBack(0)