JR東日本は、2/15より北陸地方のJRと一部の第三セクター鉄道が乗り放題になる「北陸応援フリーきっぷ」を販売しています。
こちらは、今年発生した能登半島地震への被災地支援対策で販売されるもので、3/11まで首都圏のJR東日本の主要駅に展開する指定席券売機で販売しております。価格は大人・子供共に2万円(税込)となっており、有効期間は連続4日間となります。
対象となっているのは、JR西日本の在来線と新幹線、あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道の第三セクター鉄道になっています。JR東日本の販売なのに、使えるのがJR西日本エリアという極めて変わり種の切符でもあるんですね。
路線および区間の詳細(区間の書かれていない路線は全線)はというと・・・。
JR西日本の在来線は、北陸本線の敦賀~金沢、小浜線の小浜~敦賀、九頭竜線、七尾線、城端線、氷見線、高山本線の富山~猪谷となります(乗れる列車は後述)。
新幹線は、金沢~黒部宇奈月温泉となります(乗れる列車は後述)。
第三セクター鉄道は、あいの風とやま鉄道は黒部~倶利伽羅となり、IRいしかわ鉄道は全線で対応となっています(乗れる列車は後述)。
本来なら、ここにのと鉄道も入るべきなんでしょうけど、やっと七尾~能登中島が再開したばかりですし、のと鉄道沿線が深刻な被害ということを考えると、今回は対象区間から外して正解なのかもしれないですね・・・。
乗れる列車ですが、在来線と第三セクター鉄道に関しては、有効期間の連続4日間であれば、特急および快速も含めた普通車自由席が対象になります。
新幹線に関しては少々複雑で、往路は東京都区内からが対象になり、かがやき・はくたかの普通車指定席が1回のみ対象となります。
復路は北陸フリーエリア(金沢・新高岡・富山・黒部宇奈月温泉の4つの駅のいずれかで乗車)が対象になり、はくたかの普通車自由席が1回のみ対象になります。
ただし、フリー区間(金沢~黒部宇奈月温泉)で、かつ有効期間の連続4日間であれば、乗り降り自由になります。
こちらの切符の利用可能期間は2/16~3/15、つまり北陸新幹線の延伸前まで利用可能になっています。敦賀~金沢は第三セクター鉄道への移行が決まっていますので、乗り納めにもぴったりな切符になっています。ゆっくり北陸の景色を楽しみながら乗り納めるというのもいい思い出になるかもしれませんね。