2013年10月21日

Wiiが遂に終了

今月色々なことが起こっていて、どこから手に付けようと思っていたのですが、まずはこれでしょう。


任天堂が2006年から発売していたゲーム機Wiiの生産を10/1付で終了したことを発表しました。


ファミコンから数えて5代目になるWii当初レボリューションの名で開発が進んでおり、その時から基本的な仕様(コンパクトな本体・バーチャルコンソール・ゲームキューブの下位互換・ニンテンドーWi-Fiコネクション)が固まっていました
2006年12月の発売以降、ゲーム離れが起こっていたとされる業界の減少を食い止め、主にライトユーザーや出戻りユーザー(ファミコン以降にゲームを触れていた世代)を中心とした囲い込みに成功2008年1月には日本での累計販売が500万台突破し、2010年には日本での累計販売が1000万台を突破しました。2007年以降暫時減少はしていくものの、ヒット作が続いて登場したこととロングセラー作品が売れたことで延命されることとなりました。
海外では、2011年にゲームキューブの機能を排したFamily Editionを欧米で、2012年にはWiiのインターネット機能も排したWii miniがカナダで発売されています(2013年にはヨーロッパにも展開)。こちらに関しては販売は継続の模様で、背後には経済格差(貧富の差)があるのではないかと考えられています。


Wiiで果たせなかった点と言えば、まずハイティーンおよび20代のユーザー層をつかみきれなかった点にあると言われています。
キラーソフトとされるモンハンシリーズはニンテンドー3DSで展開されており、据え置き機であるWiiでは初期の頃に発売されていますが、以降展開されていません。これは事実上据え置き機では売れないということを示唆したものになっており、これは後のWii Uでの課題になってくるのではないかと思われます。

そしてもう一つは世代交代。これはWiiからWii Uへの移行を指すのですが、Wii Uの売れ行きを見れば、それが上手くいっていないことは明らかだと思います。かつてのファミリー層にはWiiで十分という評価が与えられ、メインストリームに据えたいハイティーンや20代はまだそっぽを向いたままになってしまっています(ロンチにモンハンシリーズを噛ませたのにもかかわらず)現状目を向けているのがコアユーザー層のみになってしまっており、これはかつてのニンテンドウ64を連想させる動きになっているのではと推測しています。


現状ライトユーザー向けの作品を揃えてきてはいますが、今後もその動きを緩めず、逆に赤字覚悟で販売拡大を進めたニンテンドー3DSの力を借りて、相互連動を測れるようなソフトを重点的に展開する(例として、ニンテンドウ64で出していた「ポケモンスタジアム」のような作品)などを行って底上げをしていけばと思っています。


Wii本体 (シロ) Wiiリモコンプラス2個、Wiiスポーツリゾート同梱
Wii本体 Wiiリモコンプラス2個・Wiiスポーツリゾート同梱




Wii本体(シロ) Wiiリモコンプラス2個、Wiiパーティ同梱
Wii本体 Wiiリモコンプラス2個、Wiiパーティ同梱




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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)