2011年10月23日

秋の新機種2011 ソフトバンク編

秋の新機種、今回はソフトバンク編です。


今回ソフトバンクがウリにしているのは『超高速』。これまでも超高速通信をウリにしていた部分もありますが、今回さらに高速化が進んだ機種を一気に投入することになりました。冬モデルの機種も合わせ4機種で、下り最大21Mbpsに対応した「ULTRA SPEED」機種として販売していきます。

超高速に関しては、TD-LTE(いわゆる第4世代ケータイ)とほぼ同等の速度を誇る、下り最大110Mbpsの「SOFTBANK 4G」(以下4G)として展開されます。
実はこの4G、以前ウィルコムが実験枠で使おうとしたXGPの枠を譲り受けたものウィルコムの業績悪化によりなかなか開始できなかった次世代PHSサービスの枠を譲り受けて利用することになりました。サービス開始は冬モデルからになり、当初は下り最大76Mbpsでの提供になるということだそうです。


では見ていきましょう。今回全部で13機種の発表(データ通信端末・その他通信利用端末含む。iPhone4Sは別の日に発表している)になりましたが、今回は年内発売の5機種とiPhone4Sを紹介。残りの機種は来年に紹介予定です。


①AQUOS PHONE THE HYBRID 101SH
テンキーを備えたスライド式のスマートフォン。いわゆる一般的なケータイに形を模したものになっている。OSはAndroid2.3。
防水機能を搭載している。

個人的感想
形状は一般的なケータイと同じで、かつ同じような操作ができるのは、操作に慣れていない人には非常にうれしいかもしれない。そして日本独自の仕様(ワンセグ・おサイフケータイ(FeliCa)・赤外線通信)も搭載されているので、一般的なケータイで普段からこの機能を使っている人やiPhone利用者でこの機能を使いたかった人達にとって、移り変わるには丁度いいものなのかもしれない。


②AQUOS PHONE 102SH
4.5インチHD対応のTFT液晶を備えたストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid2.3。
下り最大21Mbpsの「ULTRA SPEED」に対応している他、デュアルコアCPU・1210万画素CMOSカメラ・PX5/7相当の防水機能・IP5X相当の防塵機能・消費電力を最大50%抑えることのできるエコ機能も併せ持っている。

個人的感想
今期の中で1・2を争うフラグシップモデルになりそう。とにかく欲しいと思うような機能をこれでもかと詰め込んでいるあたり立派とも既にスマートフォンにしている人達にも訴求できる機種になるかもしれない。iPhoneユーザーも注目に値する機種だろう。


③LUMIX Phone 101P
薄さ9.8mmのストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid2.3。
1320万画素CMOSカメラや下り最大21Mbpsの「ULTRA SPEED」に対応した他、デュアルコアCPU・防水機能にも対応している。

個人的感想
とにかくポイントはパナソニックのデジカメLUMIXの名を冠した1320万画素のカメラ見た目がデジカメのようなふうになっているので、カメラを頻繁に利用する人にはサブカメラとしても利用可能だと思われる。
AQUOS PHONE 102SHと同様、1・2を争うフラグシップモデルになる可能性が高い。


④HONEY BEE 101K
ポップなカラーリングが映えるストレートタイプのスマートフォン。ウィルコムで展開されているHONEY BEEの一つ。OSはAndroid2.3。
下り最大21Mbpsの「ULTRA SPEED」・デュアルコアCPU・IPX5/7相当の防水機能を搭載している。

個人的感想
この機種、ウィルコムの人気シリーズ「HONEY BEE」がスマートフォンになって初めて展開されたばかりか、これまでKDDI資本の強かったauとウィルコム以外でしか販売されなかった京セラが初めてその2社以外で展開するものにもなる。
ポップなカラーリングは目を引くものの、おサイフケータイといった対象者に欲しいと思われる一部機能が対応していないのが惜しいところ。でも、十分に対象者には訴求できるものになっていると思われる。


⑤STAR7 009Z
中国のメーカーであるZTE(中興通訊(ちゅうこうつうしん))から販売されるストレートタイプのスマートフォン。OSはAndroid2.3。
防水機能を搭載している。またSIMロック解除を利用できる機種にもなっている。

個人的感想
名前の通り、7色の多色展開で行われる。また旧型番が適用される最後のモデルともなっている。
シンプルな操作はポイントになるものの、一部機能が使えない点においては少々引っかかるものがある。


⑥iPhone4S
アメリカのアップルから発売されるストレートタイプのスマートフォン。OSはアップル独自のOSであるiOS5。
大きさはほとんど変わらないものの、CPUがデュアルプロセッサのA5(アップル独自のCPU)に更新され、カメラも800万画素CMOSに変更されている

個人的感想
ソフトバンクからは4代目のiPhoneとして販売される。既に販売慣れているので大きな混乱はないだろうと思われていたが、システムダウンかつ品薄状態が続いているのは気になるところ。今回はauが販売しているので、気は抜けないはずだが・・・。
au版との違いは、通信速度(au版iPhone4SはCDMA2000 1x EV-DO Rev.A:下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbps。ソフトバンク版iPhone4SはW-CDMA(HSDPA):下り最大14.4Mbps、上り最大5.8Mbps)と通話とメール(通信)が同時に使えるか否かという技術的な部分、金銭面の問題になる。
既にiPhoneシリーズを使っていて、インフラ面に不満のない人はそのまま利用してもいいとは思うものの、それ以外で不満のある人はau版を推奨せざるを得ない。
次回はドコモの機種紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)

2011年10月21日

秋の新機種2011 au編 後編

秋の新機種au編、今回は残りの機種の紹介です。


⑦iPhone4S
アメリカのアップルから発売されるストレートタイプのスマートフォン。OSはアップル独自のOSであるiOS5。
大きさはほとんど変わらないものの、CPUがデュアルプロセッサのA5(アップル独自のCPU)に更新され、カメラも800万画素CMOSに変更されている

個人的感想
これまでソフトバンクの独占販売だったiPhoneシリーズが遂にauでも販売されることになった。また『スティーブ・ジョブズの遺産』とされるジョブズ時代最後のiPhoneを販売することになったので、auは時代の節目にも立ち会ったことになる。
auとしては初のiPhoneなので、比較するのは難しいが、今までのスマートフォンに比べ、アップル自身が運営するという部分が強いものになっている。恐らく今までauで培ってきたサービスはほとんど使えなくなるものと推測される。それでもなお、ユーザーが移りたくなるほどの魅力的なコンテンツとセキュリティの高さを持っているものと考えられる。
ソフトバンク版との違いは、通信速度(au版iPhone4SはCDMA2000 1x EV-DO Rev.A:下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbps。ソフトバンク版iPhone4SはW-CDMA(HSDPA):下り最大14.4Mbps、上り最大5.8Mbps)と通話止めるが同時に使えるか否かという技術的な部分、金銭面の問題になる。
利用年数・インフラ面などを生かしたい場合は、ムリしてソフトバンク版に変える必要はないが、安さとピーク時の早さを求めるなら、ソフトバンク版をオススメしたい。


⑧F001
IPX5/7相当の防水機能とIP5X相当の防塵機能を持った折りたたみ式ケータイ。1310万画素のCMOSカメラ、騒がしい場所で聞き取りやすくする「はっきりボイスBasic」・早口に感じられる喋りをゆっくりにできる「ゆっくりボイス」が搭載される。

個人的感想
スマートフォンのARROWS Z ISW11Fと並び、富士通としては初めてのケータイになる。この機種は富士通東芝で発売されたT008の後継機種とされる。
7色のカラーリングで様々な層にアピールできるようになっている。一般的なケータイが個人向けには2つしか販売されないことになるので、極めて貴重な機種になってくるものと考えられる。
操作性に関しては、かなりサクサクで、かつてのもっさりとしたものではなくなっている。技術革新を感じられる機種になるかもしれない。


⑨URBANO AFFARE(SOY05)
ソニーエリクソンから発売されるURBANOシリーズの第4弾。メタルパネル仕様(半面がつや有り・半面がマット)の折りたたみ端末。IPX5/7相当の防水機能も持っている。

個人的感想
こちらも数少なくなった一般的ケータイの一つ。どちらかというと中年層からシニア層に向けた機種になっている。
ボタンが大きいので視認性が高くなっている。それ以外で秀でたものはないものの、安定した機種となっている。
なお、もしかすると、ソニーエリクソンとしての最後の機種になる可能性がある(先日、ソニーとエリクソンの合弁を将来的に廃することが決まったとされるため)。


⑩Wi-Fi WALKER DATA08W
中国のメーカーであるHuawei(華為技術)から発売されるデータ通信端末。3G(CDMA)とWiMAXの両方が利用できるハイブリットタイプ(利用できるのは片方のみ)。
1.45インチのモノクロ液晶を搭載し、通信状況が一目でわかるようになっている。またmicroSDにも対応している。

個人的感想
3GとWiMAX双方で対応できる初めての機種となった。都心部ではWiMAX、地方へ出掛けた時には3Gというふうに使い分けができ、かつ煩わしい切り替えも必要ない(自動認識にしてある場合)
また接続も無線での接続が利用できるため、配線で悩む必要もなくなっている
なお、安く抑える手段もあるので、安価な通信機器が欲しい人にも薦められる。特に既にauを持っている人にはセット割の対象になるので、オススメしたい。


⑪E10K
法人向け専門の折りたたみモデル。IPX5/7相当の防水機能が備わっている。

個人的感想
法人向けサービスが利用できるので、今までの操作性でないと不安な人に薦められる機種。331万画素のカメラも付いているので、何かあった際の証明に撮ることも可能になっている。


⑫ビジネスタブレット -TOUGH- ETBW11AA
AAEON Technology開発、京セラ販売の7インチの液晶を持ったストレートタイプのタブレット端末。IPX4相当の防水機能・IP5X相当の防塵機能を搭載している。また76cmから落としても壊れない高い耐久性も併せ持っている
通信は無線LAN・3G(CDMA)・WiMAXの3種類の規格を持ったものになっている。

個人的感想
法人向けのタブレット端末だが、個人向けに販売してほしいほどいい機能が備えられている
防水・防塵・500万画素のカメラだけでなく、3種類の通信から接続が選べる点、最大16GBの内蔵メモリだけでなく32GBのmicroSDにも対応している。
次回はディズニーモバイル・イーモバイルの機種紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:03Comments(0)TrackBack(0)

2011年10月14日

今日も明日も、店によっては対応が大変だのぉ

今日は、『スティーブ・ジョブスの遺産』とされ、かねてから期待されていたスマートフォンiPhone4Sの発売日。今回はこれまで発売していたソフトバンクからだけでなく、au(KDDI)からも発売されることになり、日本でも単独販売の構図が崩れ、互いが競争する時代に突入することになりました。
その初日になった今日、キャリアショップであるソフトバンクショップ・auショップだけでなく、予約なしで買うこともできたアップルストアなど様々な販売店で、早くは火曜日から長~い列を作っていました


そんな中、一部店舗で販売の遅れ(顧客情報の入力ミス)はあったものの、比較的順調に何事もなく終わったauの事務対応に対し、ソフトバンクは一時(およそ3時間ほど)、新規契約・機種変更(いわゆる買い増し)だけでなく、ナンバーポータビリティ・契約内容の変更・料金収納・修理受け付けや修理品の返還・解約なども含めた全ての業務が止まるシステムダウンが発生したそうです。
こうなったのは、予想を越える申し込みが殺到したため・・・とのことだそうですが、おいおい、iPhone4が発売した時にも同様のシステムダウンが起きたような気がそこから得た教訓は生かされなかったんかい?

そうなんです。iPhone4が発売した時にも同様にシステムダウンが起き、長時間何もできなかったという苦い経験をソフトバンクは起こしているのです。にもかかわらず、今回も3時間ながら起こしてしまった。このことは非常に通信機器を取り扱って会社にとっては致命的なのではないのでしょうか。

また、この3時間だけの休止が誤った解釈を生んだのか、一部店舗では終日受付NGという解釈がなされてしまい、慌てて孫社長のツイッターで大丈夫宣言が飛び出す始末。もしかして業務グループより、孫社長のツイッターを逐一監視していた方が、業務が運用できるのか否かがわかるんじゃないのか(苦笑)。それも通信機器を扱う会社としてどうなのよ公式発表がツイッターなのは少々困ったものではないのかね?
確かにツイッターは情報源としては生かせるけど、こういった重大な事態は、先にプレスリリースを出してからツイッターで出す方が確信が持てていいんじゃないのかなぁとも。そう言うのは、私がツイッターというものを『イエスマンしか残さない内向き(閉鎖的)なツール』としてしか見ていないからかねぇ・・・


とにかく、こんなバタバタした1日を過ごした翌日には、今度はPS Vita(プレイステーション・ヴィータ)の発売前予約を控えてます
ネット通販では日付の変わり次第受付というところもあれば、朝からというところもあり、店舗予約の場合は朝7時からというところもあれば、開店してからというところもあります。中にはGEO(ゲオ)のように、Ponta会員限定で予約受付という強気のパターンもあります。

さすがに店舗内・ネット内での予約なので大丈夫だとは思いますが、これがSCE(ソニーグループ)のネットワークサーバーに回って、その予約リストがまたハッキングされて・・・(ガクガクブルブルガクガクブルブル)。<いっくら何でもそれはないない。


ともあれ、一つ確実に言えることは、今週末の家電量販店は地獄です(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:53Comments(0)TrackBack(0)