任期満了に伴う愛知県知事選挙が今日(1/18)告示された。
今回の知事選挙の特徴は、
・いわゆる『与野党相乗り』が解消され32年ぶりの全面対決選挙。
・国政選挙の縮図の様相を呈している(つまり、どの候補が勝つかで、現内閣の信任度合いと国政選挙(補欠選挙・参議院選挙)の行く末が占えるからだ)。
・現職知事の3選(多選)がなるか。
というところだろうか?
今回は現職の知事(自民・公明推薦)・前犬山市長(民主・社民・国民新党推薦)・元愛知労働連合(愛労連)議長(共産推薦)の3名。
曲がりなりではある(こう書いたのは、野党間で一本化調整がなされようとしていたからだ)が、三者三様の主義主張が出ており、去年の夏の長野県知事選挙のような『第三の選択』がないという事態は避けられていることは大きなポイントだろう。
大きな争点としては、中部空港建設・万博といった巨大プロジェクトが終わり、現在も好調な経済状況をいかに維持するか。しかし、その中でも確実に都市と地方の『格差』は生じていると思われ、その是正(特に社会福祉と医療面)をどう好調な経済から生かせるか。
また教育問題(丁度いじめによる自殺やホームレス襲撃事件が起こり、改めて子供の教育のあり方が問われていた)も重要なファクターになるだろう。
口酸っぱく言っていることになるかもしれないが、こういう選挙は何かしらの意見を述べる場として絶好である。とにかく何か訴えなかったら変わらない。そのための一歩として投票がある。確かに棄権も意思表示の一つであるが、今回のようにきちんとした受け皿(選択肢)が提供されている場合、その考えもあまり通用しないと思っている。
投票日は2/4。じっくり考える時間はまだある。大きな転換点になる可能性が十分考えられる。
はっきり言うと、相乗りで担ぎ挙げられた現職知事にイマイチ勢いを感じられない。もしかすると変えられるチャンスかもしれない。