夏の新アニメ5番目はロボット・・・いやロボット的な外装に少女が操縦者として入る通称メカ娘アニメ「スカイガールズ」です。
元々はOVA(その前にフィギュアがベースになっているのだが)で制作された作品。今作品が放映される際、世界観が一端リセットされ、似たような雰囲気での新シリーズにリニューアル・・・と暴力的に考えればいいのかもしれない。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表示)。
西暦2071年、地球は謎の機械細胞群ワームに突如侵攻され、全人口の1/3を死に至らしめた。その3年後、人類はワーム殲滅のために大量破壊兵器の使用を決意。しかしその使用により、世界の大陸の半分を失うことになる。そしてこの対ワーム戦で全世界から軍人の適用年齢とされる20代~30代の人口が激減することとなる。
その対ワーム戦終了から10年が経ち、本格的とは言わないまでも、世界は徐々に復興を遂げていた。
ある日、瀬戸内に住む少女桜野音羽のもとに、全く新しい発想を施した新兵器(表向きは災害救助機)を操縦するためにスカウトに来た軍人がやって来る。同様にそのスカウトはIQ200の超天才園宮可憐にもやって来る。そして元空軍のエースパイロット一条瑛花とともに新兵器のテストパイロットとして行動を共にしていく・・・。
というふう。
作品の感想としては、全体的に見ていて可もなく不可もなくというふう。特に気になるのが、作品にヤマがない(起伏が緩い)のと、SFに対する説明がやや置いてけぼりになりがちなところ。そしてメインキャラが3人もいるため、ここのディティールがいまだ掘り下げられていない(2話目までの時点)ので、特徴や性格差が掴みにくいところか。
特に最後の点に関しては全26話の製作が決定しているらしいので、最初の3話で各メインキャラのディティールを決めてしまって、4話目を今回放映した2話でやればよかったんじゃないかなと思えてならない。
メカデザインに関してはガンダムシリーズで一躍名を上げた明貴美加さんが関わっているので、多少なりとも面白いデザインのロボ(やソニックダイバー)が出てくることを期待したいところですが、どうなんでしょうねぇ・・・。
長い目で見てよくなるのを期待したいところですが、このままダラダラ感たっぷりで進められないか不安。
ちなみにOP主題歌はMELLさんが担当。1st(メジャーデビューから数えて)の♪Red fractionと2ndの♪Proofの中間のようなメロディー運び。聞いてて癖になる曲です。
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