さて、今回からはX様のソフト紹介。
このハードも発売して2年が経とうとしているんですね・・・。最初はPS2の後釜を狙うかのように万人向けのラインナップで固めてましたが、今はまた先祖返りに近いようなラインナップ(洋ゲーやFPSなどの玄人・ゲームマニア向けラインナップ)になってきつつあるふうにも見えます。
ただそれでも初代X様のようなかなり偏ったラインナップではなく、一部作品ではPS3との同時およびPS3より先行もしくは独占販売を勝ち取っているあたり、販売台数は少ないとはいえ大健闘ではないのかと。もっとも世界戦略上で動いているともいえなくはない部分はありますが・・・。
とにかく、コアユーザーにもっと注目してもらいたいX様の現状を認識したところで本編に。
去年に比べるとさほど多くはないものの、注目作は今年の7月並に目白押し。
そんな中、今月一番注視しなければならない作品はロストオデッセイ。
X様立ち上げとほぼ同時に発表され、去年のファミ通には体験版が同梱された日本のX様市場の浮沈を決めかねない作品。X様の作品としては史上初となる4枚組の大ボリューム。
1000年間生き続ける不死身の主人公カイムが激しい戦渦の中フラッシュバックする過去の記憶に悩みながらも、自分が何者かを思い出していくRPG。
戦闘システムは役割分担が非常にはっきりし、かつ属性・系統とかなり複雑。
前衛後衛は壁システムと呼ばれる受けるダメージの大きさが変わってくるシステムがあり、主人公のような不死者は前衛で盾となり、後衛には魔法系キャラや通常の人間が支援または攻撃を加える基本隊形になっている。
壁にはキャラのHPとは別に耐久力が設定されており、この壁が破られていくと後衛のキャラのダメージが大きくなっていくというパターンになっている。
サブシナリオであるカイムのフラッシュバックした記憶の部分、通称「千年の夢」の原作は重松清さん(この部分は小説化もされている)、キャラデザインはバカボンドでおなじみの井上雄彦(たけひこ)さん、音楽はFFシリーズでおなじみの植松伸夫さん、そして製作総指揮は植松さん同様FFシリーズ制作に関わり、開発元であるミストウォーカー代表でもある坂口信博さんとマイクロソフトが日本市場の浮沈をかけてきただけの事はある。
重厚なシナリオから連想される作品のボリューム感と複雑な戦闘システムによって、万人向けというよりかはどちらかというと玄人・コアゲーマー・RPGフリーク向けな作品に仕上がっている感が否めないが、間違いなくプレイしたら先が気になる作品に仕上がっているようだ。また、サブシナリオが小説化されているので、そこから入ってくるユーザーもいると思われるので、注目しておくべきだろう。
しかし、難しい作品をプレイするよりかはスカッとしたいという方には、以下の作品をオススメ。こっちのほうがX様っぽく感じるのは気のせいか?
その1:バーチャファイター5 ライブアリーナ
アーケードでもおなじみの格闘ゲーム。今回の作品は以前出たPS3版の移植だけではなく、PS3版では成し得なかった通信対戦機能を盛り込んでの登場。心配されるタイムラグもあまりなく、ヘッドセットマイクを利用してのボイスチャットバトルもできる模様。
その2:ガンダム無双インターナショナル
真三國無双シリーズのコーエーとアーケード・コンシューマーでガンダムのゲームを手がけるバンダイ(当時。現バンダイナムコゲームス)とのコラボレーションで話題になったアクションゲーム。こちらもPS3、しかも海外版からの移植になる。
基本仕様はPS3版と変わらず、違うのは音声に英語が付いてきている部分のみ。しかし、X様で出るのを待っていたファンには朗報以外の何者でもない。
というのも、下手をすれば6万近くかかる出費を最高5万近くと1万ほど安く抑えることができるからだ。
その3:スマッシュコートテニス3
ナムコレーベルでヒットを飛ばしたスマッシュコート プロトーナメントシリーズの最新作。実はPSPからの移植。
今作から先行入力のショット方式になり誰でも遊びやすい方式になっている。またフェデラー・シャラポワを初めとした16名のプロ選手も収録されている。
さらに、XBOX Liveを介したオンラインモードが追加されている。
最後は桃太郎電鉄16 GOLD。
X様には珍しい万人向けパーティーゲーム。またX様初の桃鉄シリーズにもなる。
基本はPS2・Wii版と同じだが、画面のハイデフ化・イベントが2つ新しく追加されている。
これでコンシューマーに関しては以上。
実は今回はPCも色濃いことになっているようで、次回はそのあたりを特別に紹介。