春の新機種、後編は残りの機種の紹介です。
⑥W61CA
回転2軸式の折りたたみモデル。EXLIMケータイ W53CAのような500万画素以上・手ブレ補正付オートフォーカスのカメラとW52CAのようなIPX5/IPX7の防水機能を兼ね備えたケータイになった。
それ以外の機能では、ワンセグ機能・「au Smart Sports Run&Walk」が搭載。またカシオモデルの人気の一つになっているアデリーペンギンのプリセットコンテンツも健在。
個人的感想
高機能がてんこ盛りになっているある意味ハイスペックなモデル。今まではどちらかしか盛り込まれなかったので、画期的とも言える。
色合いも派手な色彩はあまり使われておらず(強いて派手といえるのはエスプリイエローのみか?それでも抑えめな発色だと思う)、男性女性どちらも満足度の高いケータイになっている。
また、ステップキーのような使いやすさにもこだわりが見られ、冬モデルが出なかったカシオがいかにその間、練りに練っていたかが垣間見える。
⑦W61H
W61CAと同じ回転2軸式の折りたたみモデル。背面がケータイ初のペーパーディスプレイ「シルエットスクリーン」を搭載。模様の変化が楽しめる。また一部ペーパーディスプレイのデザインはグラフィックデザイナーのセキユリヲさんが手がけている。
個人的感想
基本的な機能は備えているものの、春モデルの新機能が備えられていなかった(一部はダウンロードで対応可能)り、以前の機種よりも若干大型化していたりと退化しているように見える。
特にワンセグ機能はWoooケータイ W53Hよりも見劣りする部分が目立ち、正直ペーパーディスプレイ目当て以外には相当厳しいと思われる。
⑧W61P
パナソニックの薄型ワンセグモデル。auモデルの中ではW55Tに次ぐ12.9mmの薄さ。2.9インチのワイドQVGA液晶を備えた他、背面はハーフミラーコート加工が施され、華麗でおしゃれなモデルに仕上がっている。
もちろん、ワンプッシュオープンも搭載。
個人的感想
手堅くまとまっているモデルではあるが、いい面で際立つのは薄いこと。
これまでauがウィークポイントにしていただけあるので、この部分は際立つのかもしれない。恐らくW55Tが慢性的に不足すると思われるので、カラーバリエーションの多いこの機種で上手く囲い込みをすることに終始したい。
逆に悪い部分はカメラのオートフォーカスがないこと。今やオートフォーカス機能はほぼ当たり前のように搭載されている節があるので、WINでこの機能がないのはイタい。
⑨W61K
背面に彫刻をイメージしたカービングイルミネーションが施された折りたたみモデル。
夜道等で一人歩きする時に、周りの危険から身を守るために、着信を装うことができる「フェイク着信機能」が搭載されている。
個人的感想
目立った小型モデルではないが、ターゲットを女性に絞っているからか、手になじみやすいモデルに仕上がっている。
特に目立つのが女性を意識した機能のフェイク着信。女性が夜道を一人で歩いている時に起こる傷害事件が多い昨今なだけに、何かしらの精神的救いになってくれることを期待したい。
⑩W61PT
韓国パンテックキュリテル製のスライドモデル。同社初のWIN端末でもある。
エレガントな外観に、ELバックライトを搭載したシートキーになっているダイヤルキー、Irsimple対応の赤外線通信が備えられている。
個人的感想
意外にも完成度が高いものの、あと一歩何かが欲しいと思わせる機種。
しかしながら、初のWIN端末で、ここまで作り上げて来られるのは、1Xモデルでのノウハウが生かされているものと思われる。
⑪AQUOSケータイ W61SH
サイクロイド型折りたたみモデル。最薄部で16.9mmと薄いながらも、2.8インチワイドQVGAモバイルASV液晶が搭載。
個人的感想
シャープお得意の画像のよさに薄さが兼ね備えられた機種。
しかしながら、春モデルの中でもかなりの中途半端感が否めず、シャープがよく行うミドルレンジ的なものであっても高機能を意識(重視)したモデルとは少々言いがたい形になっている。
次回はソフトバンクの機種紹介。