この作品、1990年にファミコンで発売されており、後にシリーズ化・スーパーファミコンでリメイク(ほぼ新作的な扱い)されています。
そして今回、ファミコン版が18年ぶりにケータイアプリ(auのEZアプリにて)に移植されたわけです。
ストーリーは、人間・モビルスーツ・妖精・モンスター達が一緒に仲良く暮らす世界にサタンガンダムが現れ、世界を暗黒に染め上げていき、遂には彼の手下によって、辺境にあるラクロア王国のフラウ姫までさらわれてしまうことに。
王様はナイトガンダムを呼び寄せ、フラウ姫救出とサタンガンダム打倒を彼に託す・・・。
というふう。
実際起動させて見ると・・・。
おお。当時雑誌で見た画面写真と全く同じだ!
今作は高精細液晶対応だからか、かなりのクオリティアップがなされており、画面テイストは同じなものの、見てて古臭さを感じない。
そして、名前入力がかなしか入れられないのはお約束(笑)。
まぁ、このあたりは仕方がないとはいえ、問題はこの先。
ゲーム進行が全く当時のまま。
・・・実際にやったことがないので、こう言うのは語弊があるのかもしれないが、ボタンを押してもメッセージが一気に出ないのはどういうこと?
いや、それよりもっと酷いのは・・・。
そして
ム ダ に 大 き い 。
いくらリメイクでも、ここまで忠実にしなくても・・・。
オプションで速度を変えられるとか、メッセージスキップ機能を加えるとかのアレンジを加えないと、525円/1回の価格の割が合わないような気が・・・。
まぁ、原作を懐かしみたいという人にはオススメです。
新規で楽しむ方は、これを仕様と思ってあきらめてください(苦笑)。ケータイアプリはこれよりひどい作品もなかなかどうしてありますから・・・。
SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語
525円/1回
1990年、ファミコンで発売された同作品の移植。
同作品に限りなく充実な移植でもある。
仲間を入れ替えることで進めていけるのだが、仲間自身はラクロア城の格闘場で待機状態で待っており、いざとなると助っ人で現れるというユニークなシステム。
また当時流行だったカードダスを利用したカードダスバトルも楽しめた。
ただ、忠実に近い移植になっているので、動きが遅い、ムダに広い、メッセージスキップができないという三重苦に陥れられる。
思い入れのある人ならいいが、そうでない人はそれなりの覚悟が必要。