今度は携帯ゲーム機編です。
この時期は毎年恒例の日本民族大移動、つまり帰省や夏季休暇旅行の時期に差し掛かるため、携帯ゲーム機がよく売れる時期でもあります。そのため、この月は決算月や年末に並んでラインナップの多い月でもあります。
では、今月もラインナップの多いDSから。
最近の傾向からか、今月もRPG・シミュレーションといった思考系ゲームが多いようです。
その際たるところが「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」。
1990年にファミコンで登場した初代作品のリメイク版になります。
一度キャラを死なせてしまうと二度と復活できないというストイックさと詰め将棋に似ているとも称される難易度の高さも相まって、高年齢層のファンを獲得した作品でもあり、またシミュレーションRPGの祖ともいわれています。
今回のリメイクは、以前「ファイアーエムブレム 紋章の謎」でのリメイクのように大幅に変えられず、むしろ原作に忠実といった格好ともいえるものの、「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」で盛り込まれた武器の三すくみ要素や特定の中での兵種変更(簡単に言えば配置換えや転職のようなもの)が可能になり、より柔軟な戦闘指揮が執れるようになっています。
またシリーズ初の試みとして対戦モードが実装。Wi-Fiを介しての通信対戦のみになりますが、同シリーズの猛者達の腕試しの場ができたことはファンにとって大きなものになるのではないのでしょうか?
その次に注目したいのは「三国志大戦・天」。
シリーズの最新作で、アーケードでは絶大な人気を誇っています。ジャンルはカードバトルを組み合わせたリアルタイムストラテジー。
今回の作品は現在稼働中の「三国志大戦3」がベースになっているので、同作の練習用として最適なのではないのでしょうか?
なお、アーケードで使えるカード付のものも限定版の形で発売されます。
3番目は「サモンナイト2」。
こちらも先述の「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」と同じくリメイク作品で、実に7年ぶりにPSからリメイクされます。
前作と同じくシミュレーションRPGで、夜会話という独特のコミュニケーションシステムが特徴。
4番目は「モンスターファームDS2 甦る!マスターブリーダー伝説」。
魔方陣再生(タッチパネルに描いた絵による再生)や呪文再生(DSのマイクを介して音声を伝えることで起こる再生)に加え、魔法文字再生(タッチパネルに書いた文字による再生)も可能になり、それらで再生したモンスターを育成(訓練・修行・探検の3種)・バトル等で育てていき、合成することでさらに強化していく・・・という流れの育成シミュレーション。
イメージ的には初代や2のものに近いらしい。
5番目は「遥かなる時空の中で 夢浮橋」。
シリーズ最新作でコーエー創立30周年記念作品・・・ってことは女帝(以下自主規制(爆))。
女性が主人公で、平安時代(PS2・Wiiで出た4のみ遥か古代)を舞台にした耽美系の男性キャラがヒーロー(恋愛対象)として出てくるネオロマンスゲーム(簡単に言えば、ボーイズゲーまたは腐女子・・・あわわ女性向けゲーム)の先駆的作品。
DSのマイク機能を利用して応援したり、域を吹きかけて敵とのエンカウント率を下げたりできるほか、ヒーローキャラとの掛け合いができたりなど、DSの機能をフル回転させて腐女子・・・あわわファンの皆様にご納得いただけるような作品に仕上がっております。<やけに説明が丁寧だが、女帝が怖いのか(ニヤニヤ)?
その他DSではいわゆるキャラゲー2作品に注目。
前者は「コードギアス 反逆のルルーシュR2 盤上のギアス劇場」。
現在、通称日5(旧土6)アニメとしてMBSテレビ(毎日放送)キーでTBS系全国ネットしている同作品のキャラゲー。
ジャンルはアドベンチャー要素の入ったボードゲーム。また作中の随所にミニゲームも挟まれるため、マリオパーティー的ゲームともいえます。
そういえば似た感じの作品で、かつてTAKUYO(拓洋興業)から出ていた「ねっとDEぱら」(大元はエ●ゲーの「ねこそぎぱらだいす」)というどマイナーかつドリマガの読者レースにて最下位を争ったほどのゲームを思い出しましたが<そんなもの覚えてなくてもいいので忘れて下さい(爆)。
後者は「阪神タイガースDS」。
いわゆるデータベース集。阪神タイガース公認グッズでもあります。
これをキャラゲーでくくるのはひときわ勇気がいりましたが、敢えて。
今シーズン絶好調の阪神タイガース。その阪神の長い歴史の中で起こったエピソード(VTR入り!)や2008年阪神に在籍している全選手およびかつて同球団に在籍していた600人以上の選手データ、さらにカルトクイズやホームラン競争・風船飛ばしといったミニゲーム、さらには阪神の応援歌♪六甲おろしのカラオケまである驚愕の作品。
しかも、電源を入れるとエピソードVTRがランダムで流れ、タイトル画面で♪六甲おろしが流れるという念の入れよう。もう松村邦洋さんはじめ阪神ファンが見たら泣いて喜びそうな徹底的な『阪神漬け』にされます。
・・・ラインバックも出てくるのか!?<知りません。
次回はPSPの作品紹介です。