東京都墨田区に現在建設中の東京スカイツリー。
これまでも東京タワーの高さを抜いて日本一の塔ではあったものの、それは『現存している塔の中で』という枕詞が付いての日本一だったということはあまり知られていません。
実は、かつて日本で一番高い塔は長崎県の対馬にあったのです。
それが対馬オメガ局といわれる電波塔。かつて海上での船の行き来の際、現在位置を把握するために設置されたもので、海上保安庁が管理していました。当然というのか、人が登るために設計された塔ではありません。
後にGPSが普及し、1997年にその役割を終え、2000年に解体されてしまったため現存していません。
ちなみに、対馬オメガ局の高さは455m。今回東京スカイツリーが9/11の時点で461mになったため、名実ともに日本で一番高い塔になったわけです。
この後、第2展望室(450m)が作られ、10月までには500mに達し、来年春までには目標の634mに達成。電波塔としての役割を果たすのは2012年になる予定です。
いよいよ2/3くらいまでできてきたんですなぁ。今年中には佳境を迎えそうなので、また東京に寄れるのならば見ておきたいものです。
・・・ここまで来たら、完成まで拝みに行くか(苦笑)。