夏の新アニメ2019、8回目は講談社の月刊マンガ雑誌である別冊少年マガジンで連載中の「荒ぶる季節の乙女どもよ。」です。
見た感じでは、学園闘争でも起こすんかいなと思わせるようなビジュアルですけど、さすがにそんな物騒なもんじゃないだろうと思うわいな(ニヤニヤ)。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
主人公は高校の文学部に所属する女子高生。隣に幼馴染みで同級生の男の子が住んでいる以外は、ごく普通の文学好きな女子だった。
ある日、文学部で「私が死ぬまでにしたい事」で盛り上がる。その時、1人の文学部員が投げかけた一言がきっかけで、文学部は性的な錯綜に至ってしまうのだった。それは主人公の幼馴染みへの見方も変えてしまうくらいに・・・。
というふう。
この作品は、平たく言ってしまえば、思春期特有の悩みを端的に描いたものなんですが、あまりにオーバーヒートし過ぎて無茶苦茶になってしまっているふうなんですね。解決策が出てこずぐちゃぐちゃにぶちまけてしまった中、幼馴染みの(彼女の視点から見たら)醜態を見てしまったために、さらにおかしくなってしまった・・・というのが1話の流れなんですけど、気持ちはわかるんだよねぇ。
シリアスに寄りかねない事態を少しコメディタッチに描いて、シリアスさを和らげているというふうなので、見やすさという点ではいいかなと思います。ただ、事の解決を少し捻じ曲げるような不安も感じてしまい、今後着地点を間違えないでほしいとも思います。
恐らく性の話をしながら、文学部員のメンバーから生まれる恋の行方を描いていくと思いますが、先程の不安、つまり事の解決をコメディタッチにし過ぎて捻じ曲げてしまわないかを払拭できるかで、この作品の評価は大きく変わるのかなと。初回を見る限りでは、悪くなかったので、このままのペースなら大丈夫かなぁ。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。
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