その前に、両作品について簡単に紹介をば。
「アーマード・コア ヴァーディクトデイ」は2013年に発売したアクションゲームで、シリーズ15作目。「アーマードコアⅤ」の続編にあたります。マルチプレイ前提で作られているため、オンラインプレイ向きの作品だったといえるでしょう。
今回のサービス終了によって、ワールドモード全般や、傭兵機能、領地カスタムといったオンライン要素が関わる機能全般とダウンロードコンテンツが利用不可になるだけでなく、オンライン要素が絡むトロフィー・実績の取得不可となります。それ以外のオフライン要素は継続して利用可能ではあるものの、PS3・XBOX360以外で発売していないため、実質的にゲームプレイは困難になります。
「ダークソウル2」は2014年に発売したアクションRPGで、「ダークソウル」の続編になります。なお、追加要素の含まれた「ダークソウル2 スカラー・オブ・ザ・ファースト・シン」が2015年に発売しています。
今回のサービス終了によって、オンラインマルチプレイ・非同期オンライン要素の部分が利用不可になるものの、「ダークソウル2 スカラー・オブ・ザ・ファースト・シン」がPS4・XBOX ONE・Windows(PC)で発売しているため、継続して遊びたい場合は、そちらの作品の購入ないしはアップグレードで対応可能になります。
さて、今回PS3・XBOX版の「アーマード・コア ヴァーディクトデイ」と「ダークソウル2」がサービス終了に至った理由は、サーバーの老朽化に伴うものです。
正直意外に思いましたね。というのも、例えば長年オンラインサービスを行っているスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXI」なら、2002年の発売からサービス終了に至ったのは、PS2版とXBOX360版のみで、同じく「ドラゴンクエストⅩ」も2012年の発売からサービス終了に至ったのは、Nintendo Switchを除いた任天堂ハードとAndroid対応のスマホ・タブレット端末でNTTドコモ向けで提供していたdゲーム版のみだからです。それもサーバーの老朽化というふうではなく、利用者数の減少という理由だったと思います。なので、サーバーの老朽化で終わるというのは意外だと思ったのです。
しかし、納得はいきます。老朽化したままサーバーを動かせば、いずれオンラインプレイ中に支障をきたしかねない。かといって新しいサーバーを据えるほど人数がいないというふうなら、潮時ではあるという見方もできるわけです。
長年オンラインプレイできる環境を維持するのは大変ですが、ここまで長く愛されていたのなら、終了となっても、よく頑張ったねと言えるような気もします。長い間ありがとうございました。

