明日で終わる大相撲九州場所。その中で、話題になってきたのが大関の魁皇(かいおう)関。
これまで最高齢での大関以上の在籍、通算勝利数1位の記録を持っていましたが、ここ数年は勝ち越しがやっとで、2007年の夏場所以降は2ケタ勝利もままならない状況でもありました。
しかし今場所は地元場所というのもあり、大活躍。3年ぶりの2ケタ勝利を飾ったばかりでなく、一時は優勝候補にまで挙げられるほどになりました。
今場所は気迫がこれまでと違うようにも感じられ、組んでも負けないと感じさせるほどでしたね。また10日目だったかと思いましたが、背中を向けても相手が自滅するという運のよさにも助けられている面があると思います。そして先述した地元開催ということで地元のファンの後押しも大きいと思います。
恐らく今場所は白鵬(はくほう)関の優勝がほぼ固いと思いますけれども、大関としての存在感を見せ、38歳でありながらも若手をも驚かすよな実力を見せつけました。まさに日本人唯一の大関としての責務を果たしたと思います。あっぱれと言いたいです。
来場所はその実力をどこまで見せられるのかも楽しみになって来ましたね。