12月から正式サービスが開始されるradiko(ラジコ)。
その概要が今日発表され、その中でうれしい報告がありました。
これまで南関東圏と京阪神・奈良だけだったサービスエリアが本格的に拡大。関東圏と関西圏に対象エリアが広がりました。さらに来年の春を目標に、北海道・名古屋・福岡にも対象を広げるよう働きかけていくとのことだそうです。
このradiko、これまでラジオを聞いたことのなかった若い世代、ないしはラジオをかつては聞いていたものの、時代の流れの中で聞くことがなくなったかつてのヘビーリスナーを引き戻す最終兵器になる重要なツールになることが、これまでの試験運用の中で証明され、中でもスマートフォン(iPhoneなど)で聞く人や女性の構成比が増えたとされます。
また、これからエリアになる北海道や関西圏の一部は、これまでラジオを聞きたくても近くに中継局がなく、仮に聞けても雑音が特に夜になるとひどくなるということで、仕方なくNHKを聞いていたかもしくはラジオを聞かなかった人達が多いとされています。
そこにradikoが入り込めば、新たな需要の掘り起こしになると思いますし、難聴取区域の解消にもなると思います。
また若年層への普及も一層進むことになると思います。
先述の通りスマートフォンの活躍もさることながら、今私がやっているように、インターネットをしながらラジオを聞いたりPCの作業がてらにラジオを聞くという、かつてラジオが得意としていた『ながら聞き』の復活が起ころうとしています。
これからラジオが復権するには、情報ツールとしてより洗練されるだけでなく、双方向の活発化(特に注目されるのがツイッターなどとの連動)、そして聴取ツールの簡素化・高普及にかかってくると思います。その胎動はもう始まっているのです。