タバコを吸うこと、いわゆる喫煙行為は、日本の場合、20歳未満は禁止されている。吸っているのがバレようものなら、法による厳しい沙汰が待っている(未成年者喫煙禁止法によって)。
しかし、世界にはそんなこと(たいてい未成年の喫煙禁止という事項は設けられているはず)はお構いなしにスパスパやっている未成年が大勢いる。法があっても、それが上手く履行されていないのが主な理由なのだろう。
それでも、明らかに吸っているのがおかしい年齢の人が吸っているとしたら、どう思うだろう。
そういうことがインドネシアで、しかも2度起こっている。
前回は2歳の子供が、喫煙するシーンをネット上で流したことで世界中に大きな波紋に。しかも1日40本吸っていることもわかったばかりでなく、取り上げると大泣きするというのだから、堂に入ったヘビースモーカーぶり。
と思ったら、今度は1歳8ヶ月の子供が喫煙していることがわかり、世界中を再度驚愕させている。
その子供は、父親の見よう見まねで喫煙を覚え、子供がタバコをねだると与えていたそうだ。しかし、タバコを与えないと泣き出し、道に落ちているタバコ(いわゆるシケモク)を拾ってでも吸おうとしているのだから、堂に入ったどころか既に性質の悪いジャンキーになっているのだ。
さすがにそうなってくると、子供の将来のためにも禁煙を勧めているのだが、父親はカネがかかるという理由で実現させていないのだそうな。
ちなみに、それ以前に取り上げられた2歳の子供は、周囲の勧めもあって厳しい禁煙活動を行い、見事に成功したのだそうな。まぁ、本当に成功したのか否かは、少なくとも数年経たないとわからないが・・・。
とにかく、未成年の喫煙がいかに怖く、常習性の高いものなのか、一連の報道を見てわかった人も多かろうと思う。ましてや、健康被害・脳への影響・その他もろもろで多大な被害を与えるのは言うまでもない。
それでもタバコを吸いたいのならば、子供に吸わせない努力を全力で行ってからにしてほしい。タバコを吸うのは俺達が最後だと言わんばかりに。