2010年09月22日

異例づくめ・記録づくめに

今年の野球は非常に熱い。
今年になってから毎回書いているかもしれないのですが、パリーグだけでなくセリーグも熱い


首位中日は昨日クライマックスシリーズへの進出を決めたばかりでなく、今日もブラゼル選手の悪送球で拾い物の勝ちを得たため、今日までの時点で、2位阪神とは2.5ゲーム差・3位巨人とは3.5ゲーム差
中日は明日にも阪神に勝てばマジック3、さらに巨人が明日の試合で横浜に負ければマジック2が点灯するというふうになります。
まぁ、この時点までマジックが付かないというのも結構異例。それだけ上位3チームの実力が伯仲しているというのかもしれないですね。
逆を言えば、下位3チームには来年以降奮起してもらいたいものです。ヤクルトはまだ上位を狙える力があるので何とかなるかもしれないですが、広島と横浜、特に全球団負け越しを決め、あわや100敗に陥りそうになった横浜には何としてでもBクラス脱出で汚名返上を図ってもらいたいものです


で、近年熱いといえばパリーグの常套句だった面もありますが、今年も熱い。
既に西武にマジックが出ているものの、マジックが出ても西武が勝ち切れないという状態に。
この間隙を縫って9月に失速すると思われたソフトバンクが息を吹き返し始め、直近の3連戦では西武を見事に3タテ。ある意味奇跡とも思える大どんでん返しを演じたわけです。
このため、明日以降ソフトバンクにもマジックが点灯する可能性が出てきて、西武が楽天に勝ち、ソフトバンクがロッテに負ければ西武のマジック2まで(西武だけが勝ってもマジック3に)減るものの、逆にソフトバンクがロッテに勝ち、西武が楽天に負けるとソフトバンクにマジック2が点灯するというこれまた異例の事態。

ただ異例なのはそれだけではなく、3位争いがかなりヒートアップしているのも見逃せない
これまでロッテがそのまま抜けるだろうと思われたものの、荻野貴司選手のケガ以降除々に失速。遂には日本ハム・オリックスに追いつかれる展開になりました。
しかしながら、今日日本ハムは楽天に負けたため、ロッテと日本ハムの差は0.5に開き、ロッテとオリックスの差は2.5(日本ハムとオリックスとの差は2.0)に開いています
オリックスは自力でのクライマックスシリーズの進出が消滅し、日本ハムも連覇の可能性が消滅したものの、それでも状況次第では3位までに十分食い込める可能性を秘めているだけに、まだまだ見逃せません。
ちなみに、日本ハムとロッテが勝ち・負け・引き分けの数で万一並んだ際、昨年の順位で決められるため、日本ハムが若干有利なのは変わらないものの、1試合多く残しているロッテの方が心理的には楽なのではないのかなと個人的には思ってます


そして、このペナントレースに隠れて目立っていませんが、実は様々な記録が生まれる可能性があるというのもありまして。

珍しいのは、シーズン200本安打という記録に挑んでいるのが3人いるという点
セリーグでは阪神のマートン選手とヤクルトの青木選手。特にヤクルトの青木選手は2005年に200本安打を記録しているので、5年ぶり2度目になるのですが、この2度目というのが日本プロ野球では初あのイチロー選手も成しえなかった大記録になります。

パリーグではロッテの西岡選手が目前に。
そしてこれまたイチロー選手が作った猛打賞(1試合3本以上)の記録である26に追いつき、次の試合以降で追い抜く可能性が出てきました。当然ながらこの記録も大記録になりますし、200本安打とのダブル達成になる可能性も十分にあります(今日現在197本のため)。

ちなみに、試合数の数と安打数で少々厳しいものの、日本ハムの田中選手が187本と残り13本。猛打賞を全試合で叩き出せば、もしかすると・・・というところまで来ています。まぁ、かなり厳しいのは火を見るより明らかですが(汗)。


海の向こうでは、数々の記録を残したイチロー選手が10年連続200本安打に残り3本。試合数から見ても恐らく余裕で達成できるものと思います。
さらに日米通算記録ではあるものの通産3500本安打も達成し、また偉大な記録を野球界に刻み込みました。


これだけ熱く、またこれだけ見どころのある野球も珍しい。2010年のプロ野球は色々な意味で記録と記憶に残るものになるのかもしれません。



Posted by alexey_calvanov at 23:51│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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