2010年09月08日

明日はテレビのスポーツ中継史上意義深い出来事が起こることになる

一体何が起こるのかというと、簡単に言ってしまえば、地上デジタル放送(以下地デジ放送)を十分に生かした放送が行われるということです。


実は明日(9/9)、愛知・岐阜・三重をエリアとするCBCテレビ(中部日本放送)では、19:00より野球中継を行うのですが、その野球中継の編成がマルチ編成(いわゆる二元中継)というものになるのだそうです。
マルチ編成とは、元々高画質で放送している地デジ放送の画質を落とすことで、最大3つのサブチャンネルまで増やすことができ、同じ時間に別の内容を中継できるようになるという編成です。
アナログ時代では、二元中継と称していても、放送局サイドでの任意の切り替えで放送していました。今回の場合は、視聴者自身が自由に放送を切り替えることができるため、CM中に相手チームの経過を見たりなどのザッピングも可能になるわけです。


対象になるチームは、スカイマークスタジアム(旧グリーンスタジアム神戸)で行われる阪神×中日と横浜スタジアムで行われる横浜×巨人。

こういういきさつになったのは、元々後者の試合をTBSテレビが取得して放送予定だったのが、視聴率の低迷で放送しないことを決め、浮いていたところをCBCテレビが取得。既にMBSテレビ(毎日放送)と共同で取得していた前者の試合とセットで放送しようというふうになりました。
なお、後者の試合はBS-TBSで視聴可能です。
また一方の試合が中止になった場合は、通常番組とのマルチ編成は行われず、単独での試合放送に。さらに双方の試合が中継になった場合は、通常番組を雨傘番組として放送します。


ところで、このマルチ編成がスポーツ中継で行われにくい理由は、まずカネがかかることが挙げられます莫大な放映権料を相手先に払うため、年に何回もできるものではありません。また、それが数字(視聴率)に直結するわけではないというのも、マルチ編成を後ろめたくさせる理由になるでしょう。
ただ、この編成が成功すれば、普段の番組を見たいけど、スポーツ中継も気になる・・・といった人への新たなる需要掘り起こしにもなるのではないかと思います。またよく言われる「見たい番組が中継で潰された」という話も出てこなくなると思います。


ちなみに、マルチ編成そのものは全く行われていないわけではなく、TOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)では、地デジ・ワンセグでのマルチ編成をよく行っていて、競馬中継と通常情報や競馬中継とサッカー中継でのマルチ編成を行った実績があります(そのため、これが実質最初のスポーツ中継でのマルチ編成とも言える)。また、ケーブルテレビでもマルチ編成がおこなわれていることもあります(地元のケーブルテレビ局が一部時間帯で通販チャンネルを流している)


どういう結果になるのかちょっと楽しみでもあります。ただ見るとしたら、後者の試合になるでしょうが・・・。



Posted by alexey_calvanov at 22:50│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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