詳細はまだ見ていないものの、ハイライトを見た時にとても驚かされました。
プロ13年目で、これまで1本もホームランを打っていなかった日本ハムの飯山選手が、試合の流れをわからなくさせる同点本塁打を放っていたのです(試合そのものは、10回裏に高口選手のヒットでサヨナラ勝ち)。しかも、9回裏2アウト、飯山が倒れたら試合が終わりという時に出たのだから、まさに起死回生の一発になったものと思われ。彼にとっても思い出に残る一発になったことでしょう。
飯山選手は、長い間1軍に出ることはあっても、そのほとんどが代走や守備固め(主にケガをしがちの遊撃手の金子選手の代わりや外野のどこか)で出ることがほとんどでした。そうなったのも、飯山選手自身がバッティングの面でかなり難があり、打っても前に飛ばない(ヒットが出ない)ということが多かったように思います。
そのため、私の主観で言えば、かなり不遇な選手で、以前にも書いたかと思いますが、今年になるまで一時期を除き、専用応援歌がなく、特に2008年~2009年までは背番号が一ケタなのに、他の一般的な選手と同じ応援歌(汎用応援歌)になっていました。
また、元ロッテの小宮山さんに「シェイクの実験台(球はただのスローボールになった)」にされた屈辱的な経験も受けたことがあり、しかもその球を(千葉マリンという特殊な球場でもあるためか)本塁打できなかった(センターオーバーの2塁打)というさらに屈辱的な結果も出したことがあります。
そんな経緯もあって、いつも飯山選手が出てくると、(守備の面ではなく、打撃の面を)心配しながらテレビや生で観戦をするわけです。まぁ、そんな一連の出来事がきっかけで彼のファンになり、特別な思いで見ていますが。
今年は時折スタメンで顔を出しては課題の打撃がよくなってきて、ちょっと嬉しい思いをしておりましたから、今日の本塁打はものすごく驚いて聞いたものです。
現在31歳。普通の選手でいえば、そろそろ選手としてのピークを過ぎ下降線に向かうところ。それなのに、そんなことを感じさせないグラブさばきとシュアなバッティングを見せてきています。次は金子選手からスタメンを奪えるかどうか・・・というところでしょう。
よし、明日朝(5:00~)の再放送絶対見てやる。