
少々ロケーションが違うものの、まぁ案内には「サマーウォーズの里 信州上田へようこそ!」と書いているから、ここで間違いないんだろう(苦笑)。

昔の城は砦のようなものだったので、こういう機能的ないかつい門構えになったのだろう。

ここから山城になる砥石城と米山城の跡に向かうことに。
案内では「ちょっとした登山」と言っているのですが、山はなめてはいけない(汗)。
とあるところまでは写真に納めていないので、「お前は何を言ってるんだ」というふうになるかもしれないが、とかく急峻。しかしその急峻さもまだまだ序の口であると知ったのはこの後のことである。
ちなみに、この途中にあった木の根っこにつまづいてこけそうになった(泣)。あと山道は周囲が断崖になっているので、決して慌てないムリしない無茶しないこと。

最初の急峻さが嘘のようなくらいさらに急峻で、まるで崖を登るような感覚。それを乗り越え行き着いた先のごほうびといってもいいかもしれない。
絶景です。

こんなに急で、途中にロープがくくりつけてあるほど。
途中まで威勢よく登っていた私も、この頃になるとゼーハーゼーハー。もう足が出ないんじゃないかと思うくらいにまで追い詰められる。
こんなふうだから、山では決して慌てないムリしない無茶しない(苦笑)。
しかし、もっと大変なのは、そこから砥石城へ向かう時。
もう米山城でくたくたな中、時間もないのでそそくさと向かったのだ。
しかし、本当に山をなめてはいけない(爆)。米山城以上に急峻な道のりになっているのだ。
もう写真なんか撮る余裕もないし、早く登り詰めて、急いで伊勢山のバス停を探さないと、次の目的地に行けない。
そう、地方特有の事情、『バスや電車は1時間に1本が当たり前』の法則がここで頭をもたげてくるのだ。<お前、ここで言ってる『山では決して慌てないムリしない無茶しない』忘れてるだろ?

ただ、この登頂で、既に精も根も尽き果てている(苦笑)。それでも、早く行かないとバスに間に合わない・・・その気力で大急ぎで下山。<お前、やっぱりここで言ってる(以下略)。
下山途中、親子と思しき人がこの山に登ろうとしていまして、先は長いと聞かれたので、まだ半分くらいあって、先も結構急峻だと親切に教えましたとさ(ニヤニヤ)。<オマエ、何てやつだ。
もう無我夢中で降りながらも無事下山。下りの伊勢山のバス停探しも何とかなったものの、肝心のバスの時間は・・・。
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11:50!
今の時間は11:40だから何とか間に合った。総トータル約1時間で全てを回るという強行以外の何物でもない超弾丸スケジュールになった(苦笑)。
ホッと胸をなでおろしながら、バスを待つ。
ええ、よい子は絶対こんな弾丸スケジュールは組んじゃダメですよ。きちんと余裕を持って行きましょう。<そうしないと、こんな大変な思いをするよ(ギャハ)!

作中では、途中まで電車で向かっているのですが、実際に1972年まで伊勢山まで電車(上田交通真田傍陽(そえひ)線)が走っていたそうです。その経緯から考えて、バス停が出てくるのは、設定と矛盾しているわけで・・・。
・・・まぁ、細かいことは気にしない(笑)。
ちなみに、作中で出てくる角間温泉は上田からさらに北にある山ノ内町に実在します。
で、作品のワンシーンに合わせたようにパチリ、と。
少しバスは遅れたものの、無事に乗れて、上田駅まで・・・と思ったものの、少し時間があるので、一つ前の中央2丁目付近で降りることに。

さすが、「サマーウォーズ」で町おこしを考えているだけのことはあるな。

丁度このあたりらしい。近くに「志(じ)まんやき」(ちなみに、『志゙』と書かれている)を売っている甘味処が。

見た目は、一般的に今川焼きや大判焼きなどと呼ばれるもの。
外はサクサクしながらも、中はしっとりとしたこしあんが入っていてものすごく美味しい。
そして、再び上田駅に。そこから上田交通別所線に乗り込み、次の目的地に向かうのだった。