2010年06月21日

色んな意味で歴史的番狂わせ

負ければグループリーグ敗退の北朝鮮。今日雌雄を決する試合になるポルトガル戦に挑みました。
対するポルトガルは、44年前の初出場、そしてベスト8まで進んだ際に立ちはだかり、5-3で逆転負けしたというまさに『因縁の相手』。是が非でも勝たないといけない相手でもあったわけです。


試合は前半に1点を取られたものの、北朝鮮が粘ってポルトガルを抑え込むという異例の事態。もしかしたら後半で何か起こるのではないかと期待した人達も多かったかもしれません。

ところが後半、ポルトガルが本気を出したのか、怒涛のゴールラッシュ後半だけで一気に6点を叩き込み、北朝鮮チームの息の根を止めるばかりか、ポルトガルの決勝トーナメント進出に大きなアドバンテージを得るという結果になりました。

日本同様格上ばかり、しかもFIFAランク1ケタクラスのチームが2つあるという『死のグループ』と言われた中で、この結果は当然ともいえたのですが、この散々な結果は誰が予想していたでしょう


しかも間の悪いことに、この試合が北朝鮮の国営放送(朝鮮中央テレビ)で生中継というから、もしかしたら金正日総書記も見ていたかもしれないわけで、下手をしたら、国に帰っても手痛い仕打ちが待っている可能性があるわけです。
過去にイラクの代表チームがドーハの悲劇で負けていれば鞭打ちの刑が待っていたとか、同じイラクオリンピック代表チームが拷問を受けた経緯があるとか、当の北朝鮮でも1966年の代表チームが社会的制裁で鉱山送りということが起こったくらいですから・・・。



Posted by alexey_calvanov at 23:32│Comments(0)TrackBack(0) スポーツ 

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