ワールドカップ開催前からぎくしゃくしているチームはいくつかあれど、今大会でもっともそれが目立っているのがフランスだったりする。
フランスは6/11のウルグアイ戦でまさかの引き分け。その後勝ちを目指したメキシコ戦でまさかの敗戦。
それがきっかけになったのか、フランス代表のある選手が監督に対して暴言を吐いたことから、監督がその選手の追放を指示。それに怒った他の選手達が追放の撤回を求めて練習をボイコットするという事態にまで至り、見かねた大統領が今回の問題の調整を図るよう要請する事態にまで発展するというふうになりました。
サッカーが生活に密着しているヨーロッパらしい出来事とはいえ、この事態は異常とも言えるわけです。
ここまでぎくしゃくしているのは、ワールドカップのプレーオフでアイルランドと戦ってからだと思っています。そう、アンリ選手がハンドとわかっていながらゴールを決めてしまい、それがきっかけでフランスが今大会の出場権を得たという出来事です。
それ以降、選手のスキャンダル・選手内不和・監督の威信低下・他のヨーロッパサッカーサポーターからの冷たい視線に遭いながらも試合に臨んだわけですけど、この体たらく。少なくとも出場を逃したアイルランドをはじめ一部のヨーロッパ地域では、彼らのふがいなさに「俺達のチームのほうがマシだ」と思っているのかもしれません。
今回の練習ボイコットが選手間の団結に繋がるのか否か、全ての結果は6/22の南アフリカ戦で明らかになります。