法令や公文書、果ては新聞や放送の中で使うことができるとされる常用漢字。今回約30年ぶりに大規模な改定が施されました。
今回加えられたのが196文字で、削除されたのが5文字。
まず削除されたのは「匁(もんめ)」などの5文字。使用頻度が少なくなったというのが主な理由です。まぁ、確かに今じゃ重さの単位で「匁」なんて使わないもんなぁ・・・。
ちなみに、1匁=約3.75g。
で、繰り返しになりますが、今回追加されたのは196文字。
基準として、使われる熟語が多い・漢字の方が読み取りやすいなどの理由で選ばれた中には、「公共性が高い」ということで、都道府県の文字の中では、埼玉の「埼(注:音読みは『さき』)」、岐阜の「阜(注:音読みは『おか』)」など11文字も。特に常用漢字に入っていてもおかしくない「岡」・「鹿」・「熊」なども今回の中で追加されています。
この他、地名の中には、「韓」(韓国)・「畿」(近畿)・「鎌」(鎌倉)・「那」(那覇)なども。
また、「法律で使われる」という理由で、「賄賂(わいろ)」の「賂」など4文字が追加されています。
そして、196文字の中に入っている中には、「誰」・「頃」という字も。これまた意外と言えば意外。
さらに、今回追加された文字の中には、憂鬱(ゆううつ)の「鬱」という字が追加されています。画数が多い字なのですが、PCやケータイなどで使うことが考慮され、必要に応じて振り仮名を付けたり、手書きで書けることを求めないという柔軟な対応を採っています。
・・・これはハルヒが一枚噛んでいるに違いない(爆)。<違うから。明らかに違うから。
でも、そう思いたくなるのは、ハルヒという作品で『憂鬱』という言葉が連呼されているからじゃないかとか思えてならんのですねぇ。
よし、ここまで来たら、「涼宮ハルヒの曖昧(あいまい)」とか「涼宮ハルヒの挫折(ざせつ)」とか「涼宮ハルヒの淘汰(とうた)」とか「涼宮ハルヒの覚醒(かくせい)」とか「涼宮ハルヒの振袖(ふりそで)」とかのタイトルで常用漢字追加記念として書いてほしいものですね、谷川先生(ニヤニヤ)。<ムリだから。明らかにムリだから。