冬の新アニメ2回目は、角川書店のコミック誌「月刊ドラゴンエイジ」で大人気になった連載マンガで、ノベライズも好評な作品「おまもりひまり」です。
この作品は、映像そのものは既に去年(本放送の半年前)のうちに完成していたものの、そこからさらにサウンドなどの音響を映像に合わせて作るという手の込んだものになっているそうです。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表示)。
かつて鬼や妖怪や魔物などを称したて妖(あやかし)とそれを斬る人間『鬼斬り役十二家』との争いが繰り広げられていた。しかし、その争いも時代の流れとともに表に出てこなくなり、『鬼斬り役十二家』の存在もいつしか忘れられていった・・・。
主人公天河優人はごく普通の高校生。しかしながら7年前に事故で両親を亡くし、天涯孤独の身なのを除いて・・・。
そんな彼が16歳になった日の朝、突如謎の美女が優人に現れる。彼女は自らを緋鞠(ひまり)と名乗って、同じく彼の元に現れた妖を退治するのだった。実は緋鞠は猫の妖で、『鬼斬り役十二家』の末裔だった優人を護るために現れたのだった。
しかし、艶めかしい手段を使って誘惑するかのように迫る緋鞠に優人のクラスメイトの九崎凛子(くさきりんこ)は我慢ならないため、いつも緋鞠とのドタバタバトルを展開する毎日に、優人は妖との争いにただでさえ翻弄されているのに、ますます頭痛の種が増えるのだった・・・。
というふう。
作品としては、やはり作品とBGMとの親和性が非常に高く、見ていて違和感がないのが印象的。作品のドタバタ感がBGMで邪魔をするということもなく、すっきりしていますね。
作品のエロさも表現規制厳しい中よくやってるなと。
唯一違和感があるとすれば、主人公のキャラボイスくらい。もう少しトーンの高い人の方がいいんじゃないかと。
不作と言いたい今期の中で、オリジナリティの高い作品だと思います。