2009年12月15日

名駅の名所が建て替えへ

また一つ、名古屋駅周辺を象徴する古い名所が一つ消えることになりました


今日、名古屋駅桜通口(東口)にある大名古屋ビルが建物の老朽化のためにそばにあるホテルと共に建て替えになるそうです。

新幹線に乗った際、東京側から来た場合に名古屋に着くと、ほぼ真っ正面に見えるのがこのビル。一応ニュースなどの表記や呼称の際は『大名古屋ビル』なんですが、一般的にはビルに表記されている『大名古屋ビルヂング』と呼ばれます・・・。ええ、『ビルジング』でもなく『ビルディング』でもなく、旧仮名遣いとも言える『ビルヂング』なわけです(苦笑)。
その名称のインパクトゆえに、名古屋の人間よりも名古屋以外の人間が、名古屋を表現するためのステロタイプ(モノラル視点)として使われることの多いビルでありました。
ただ、名古屋の人間も全く見向きをしなかったビルではなく、夏の時期には屋上にビアガーデン(しかも名前が「マイアミ」(笑))ができて夏の風物詩としてテレビ中継されたり、そのビアガーデンのある屋上には、最近までコカコーラのロゴが入った回転球体がありました(今その跡は「土岐プレミアムアウトレット」の看板広告になっている)。


建て替えになった理由は、先述のとおり建物の老朽化。老朽化に伴って防災設備の更新がままならない状況になったため、テナントである三菱地所が決意したそうです。
実は、この話が起こるかなり以前からあったのですが、残そうという話がなぜか浮かんでうやむやになるというふうだったかと思います。ただ、昨今の名駅の再開発もあり、このまま取り残されるのも困りものというのもあって、いよいよ踏み切ったのだと思います。


時代の流れとはいえ残念ですが、やはり何かあっては困るのも事実。ただ、せめて建て替えの後も、『大名古屋ビルヂング』であってほしいと個人的には思います


なお、その跡には、地上38階の超高層ビルが建設予定(2012年着工・2015年竣工)になるとのこと。



Posted by alexey_calvanov at 22:27│Comments(0)TrackBack(0) etc 

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