少し前、期間限定で売られていたサントリー発売の「京都・福寿園 伊右衛門(いえもん)」のプレミアム版。その名も「京都福寿園 伊右衛門 -秋の茶会-」。
見てもらってもわかるように、今年限定のもので価格も498円。
その代わりガラス瓶に入って高級感を出し、さらには専用の袋まで用意し、プレミアム感を高めている(袋は対一では付かなかったようで、さらに限定らしい)。
このお茶は、収穫直前には茶園に覆いをして直射日光を遮断し、甘みと旨味を増やす「覆下栽培(おおいしたさいばい)」で育てた京都の宇治碾茶(てんちゃ)を収穫後ひと夏寝かせてじっくり低温で淹れたものになっています。
そのため、お茶の味としては完成度の高いものになっています。
まず甘みが十分ある。一般的なものより甘みとコクが出ているような気がします。また渋みも少なくまろやかなのも特徴的でしょう(ただ若干引っかかる口当たりはある)。
確かに高いといえば高いんですが、ワンコイン分の価値はあると思っていいでしょう。量も360mlとアメリカンサイズの缶とほぼ同量ですが、少しずつゆっくり飲むには丁度いい量ですし、実際そう飲んだ方がいいと思わされた一品です。
ちなみに、碾茶というのは日本茶のカテゴリーの中では抹茶の一種であって、花粉症にいいとされる甜茶(てんちゃ)とは別物。これ豆知識。
で、甜茶は日本茶のようなものが当てはまるツバキ科の葉から作られたものではなくバラ・ブナ・アカネ・アジサイ科のいずれかの葉から作ったもの。これトリビア。
さらに、甜茶の成分を分析し花粉症にいいと発表したのは、伊右衛門を作っているサントリーの研究成果。これムダ知識(爆)。