私自身あまり見ないドラマですが、「金八先生」とかの有名どころと思しきところは見ています(物の好き嫌いもあるので何とも言えませんが)。しかし、今回紹介する作品は原作も好きなので、放送開始されると知った際には驚いたものです。
その作品は「LIAR GAME」。今でも週刊ヤングジャンプで不定期連載されている作品です。Season2と銘打っているように、以前(2007年)、土曜ドラマの最初の作品として放送され、平均視聴率が2ケタ(関東圏にて)という人気作品になりました。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。
バカ正直の直(なお)こと神崎直が、自宅に置いてあった1億円の入ったキャッシュケースを受け取ったことがきっかけで、騙し合いをすることでカネの奪い合いをする知略ゲーム、ライアーゲームに参加させられる羽目になる。
しかし、正直さが災いし、まんまと騙されるものの、その都度かつてマルチ組織を壊滅させた天才詐欺師秋山深一(しんいち)の知略によって逆転するというふうになる。
そして、このゲームの動向を鋭く見つめていった直によって、自己の利益を追求する騙し合いのゲームではなく、互いに協調さえし合えば、飛びぬけて賞金を得ることはできないものの逆に負債を抱えて苦しむことのないゲームだということを知ることになる。
それを知って以来、直は参加者全員を救うため参加し続けることを選ぶ。ただ、秋山は弱者いじめの感が強いこの組織の真相を知るために、このゲームに参加していくのだった。
3回戦を勝ち進んだことで、2人には一応の結論が付いたものの、それから2年後、再び事務局から4回戦開催のお知らせがやってくる・・・。
というふう。
今回から火曜午後9時(通称火9)ドラマになったんですが、土曜ドラマ時代と変わらず、テンポのいい、そして息をつかせない展開で全く先のわからない雰囲気は変わっていません。また先読みができないので、いつもテレビ画面にくぎ付けです。
ええ、キノコこと福山(フクヤマ)も相変わらずでしたよ(ギャハ)。
実は、この作品の放送開始直前から主に平日夕方に第1シーズンが再放送されているんですよ(一部地域除く)。そこで2010年3月6日に劇場公開されることが発表されることが知らされていたので、ドラマ本編を知る前に劇場版が公開される時期を知れたり、単行本プレゼントや映画制作の舞台裏なども放送されていたので、ちょっと得した気分になれます(知ったのは2話からでしたけど。当然録画して見てるんですが、よかったよかった)。
素性があまり明かされていない(秋山とは同級生だった描写がある)女性大学教授なんかも出てきて、作品の展開がますます予測できない雰囲気をにおわせています。
ドラマでサバイバル・映画でファイナルという制作方式も珍しいのではないのでしょうか?それだけこの番組への人気と期待の表れだと思います。
頭をフル回転させる作品なのですが、サスペンスモノとはまた違った感覚で見られるので、血を見たくない人にはオススメです(笑)。