2009年11月11日

冬の新機種出揃う2009 au編 前編

続いてはauの新機種紹介です。


今回最も動いたのがsuではないのかなと個人的に思います。

まずは、以前紹介したプランEを軸にした「ガンガンメール」を導入したこと。
プランEは780円/月(シンプルコースの場合)、EZwebとのセットで1095円/月でメール(他社とのやり取りも含む)やウェブを使い放題で利用できるというもの(これにパケット通信料が最大13,650円、通話料21円/30秒なども加算される)。
ただこの制度、少しアピール下手だなとも思える節がありまして。
実は、あまり使わない人向けでも利用価値があるという点もそうですが、いわゆるダブル定額の類を申し込まなくてもいいことを全く触れていない、むしろ外すことを前提に話しているので、個人的な感覚ですが、少し躊躇してしまいそうな雰囲気を醸し出しているようにも思えます。
むしろ「今まで必要だったダブル定額が、このプランならいりません!」と言った方が心理的圧迫感は少ないんじゃないのかなとも思います。その上安いですよという持って行き方をすればいいんじゃないのかなとも思えてなりません。
珍しくauにしては垢ぬけているだけに、惜しい・・・。
ちなみに、このプランEは無料通信分がないので、電話を利用する機会が少しでもある人は十分気を付けて下さい。

もう一つは、フルサポートコースの改定
端末購入時のサポートが21,000円から16,800円に減額され、また利用額ごとに変動していたマンスリーポイントが2ポイント/100円に変更されました。それに伴って契約解除料も1~6ヶ月がサポート料の減額に伴い変更されます。
平たく言えば『改悪』なんですが、それだけシンプルコースへの移行を促したい(それだけフルサポで売るのは儲けがシビアでキツいことを推測させる)のではないかと思います。あとはシンプルコースが多くなってきたので更なる巻き取りを狙っているのかもしれません。

データ通信面では、UQコミュニケーションズとのMVNO契約を結んで、データカードに導入したことでしょうか。まだ東名阪の一部になりますが、最大で下り40Mbpsの超高速通信を利用可能になります。

プラン面以外では、三洋が久しぶりに戻ってきたこと。正確には京セラの一事業の中での復活になりますが、個性の強かった三洋が戻ってきたことはうれしい限りです。それとは逆に日立は機種としては不参加(データカードのみ)、京セラも一緒に発表された2010年春モデルも含めて不参加(ただしiidaでは出展)になっています。

機種面ではmicroSDHCがほとんどの機種で本格利用できるようになったことが大きな変化でしょうか。


今回は、2010年春モデルは、以前話した通り、来年の2月以降で紹介していきます。またこの発表前に出たデータカード4機種とiida2機種を併せてここで紹介していきます。
では今回は新モデル前半戦ということで、カシオと東芝・三洋の機種紹介をば。


①EXILIMケータイ CA003
カシオのデジタルカメラEXILIM(エクシリム)の機能を搭載した回転2軸式ケータイ。
auのケータイ史上としては初めて1000万画素を超える1217万画素のCMOSカメラを搭載。また最大16GBのmicroSDHCが利用可能

個人的感想
EXILIMの要素をフルに活用しており、3倍のデジタルズームや秒速20連ショットができたり、顔認証オートフォーカス、ケータイ自身がベストな撮影シーンをチョイスするオートベストショット、連写した写真から動きのある被写体を抽出しパラパラマンガのようなものを作成できるダイナミックフォト、人物を美しく撮れる美撮りモードなど非常に多彩以前出たW63CAよりもスペック面以上にカメラに関してはかなり向上していると言えよう。
カメラ以外のその他の機能は以前とあまり変わらないものと思われる。カラーリングは男女両方を意識していてビビッドさは(ピンクを除いて)薄めなのも好感触。


②EXILIMケータイ CA004
カシオのデジタルカメラEXILIM(エクシリム)の機能を搭載した回転2軸式ケータイ。
最大809万画素のCMOSカメラを搭載。

個人的感想
同じ時期に出るEXILIMケータイ CA003よりスペック面では劣る。W63CAのマイナーチェンジと思っても過言ではない。
カラーリングは女性向けの色合いとは言っているものの、男性にも十分訴求可能な落ち着いた色合いになっている。
なお、microSDHCには対応していないので注意。


③T003
薄さ11.6mmの折りたたみケータイ。IPX5/IPX7相当の防水機能が搭載されており、防水機能付き折りたたみモデルとしては世界最薄モデルになっている。
最大16GBのmicroSDHCに対応している。

個人的感想
まず形状はカメラ部分が凸になっているL型(いわゆるテトリスに出てくるL字ブロックのような形)という薄型モデルではありふれた形になっている。
ただ、薄型モデルながらもダイヤルキーなどが押しやすいように膨らみを持たせているのが大きな特徴。また防水端末としては珍しく機種側面にmicroSDの挿入スロットが搭載されている。なお、大きくは銘打っていないが、東芝の液晶テレビREGZA(レグザ)の技術を応用している(ただし液晶はTFTのため、上手く活かされているのかが疑問)。
カラーリングはやや派手目。くーまんは搭載されていないものの、トウシバ犬は搭載されている。


④SA001
薄さ11.9mmのスライド式ケータイ。ワンセグ付のスライドケータイとしては世界最薄になる。2008年に発売したW64SA以来約1年ぶりの復活となった。
ディスプレイは油がついてもふき取りやすい防汚加工が施された強化ガラス仕様になっている。また着信やメール受信時の相手の情報を非公開設定することも可能になっている。
なお、最大16GBのmicroSDHCにも対応している。

個人的感想
実に1年ぶり、京セラの子会社の下なのは前と変わらないものの、W64SA以来の復活になる。
今回は以前から取り組んできたスライドを選択しての登場となった。そのためか、薄さに関してはかなりの進化を遂げており、ポケットに入れても苦にならないほど(このあたりの衝撃は当時最薄だったA5503SAが出た時のものと似ているかもしれない)
T003同様、機能面では平凡な機種になるが、スライドするごとに画像が変わるオープンシャッフルなど遊び心を施し差別化を図る
三洋が先駆けになったオープン発話/クローズ終話機能はこの機種でも健在。そして京セラの機種に搭載されている機能(名刺リーダーなど)も搭載されている。
カラーリングは紫がやや派手目だが、全体的には落ち着いている。
ただ、ディスプレイ側に十字キーが搭載されているため、スライドを閉じている時でも開けている時でも特定の操作でスライドするというような引っかかりを感じてしまうのが残念でならない。


次回はauの機種、冬モデルの残りを紹介していきます。



Posted by alexey_calvanov at 22:36│Comments(2)TrackBack(0) ケータイ系 

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この記事へのコメント
つまさん>横幅は前より少し広くなてますねぇ。男ではそのあたりはあまり気にならないのでいいとこ突いてると思います。
縦幅の方が長くなって片手では少し開けにくくなった機種も・・・。押すのも少々きついのもあるし・・・。

シャープの機種はカメラに関しては名前の通りということで(笑)。ビックリするくらいきれいです。
変換はケータイShoinに慣れれば問題ないです。『かぜがなおりかける』騒動みたいなのがなければ・・・(汗)。
Posted by アレックス at 2009年11月12日 23:57
CA003の青緑がほしかったけど、おなごの手には幅が広くて微妙に痛いですだよ。
SHのオレンジ色にしようかなぁ。
カメラと変換が気にならなければ(・ε・`)
Posted by つま at 2009年11月12日 16:06

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