ケータイの電池残量がかなりキテいたので、コンビニを探していると、いつのまにか旧市民球場前に。その前にあったコンビニで簡易充電器を買って、そのままそばにあった旧広島市民球場に入って行ったのでした。

既に球場上面にあった『広島市民球場』は撤去されており、市民球場だとわかるのはこの立て看板くらい。
正面玄関にある階段には、旧市民球場の歴史と奥田民生さんの同球場でのコンサート活動の模様を掲載した新聞記事が。そのそばにあったのが、当時の12球団監督のサイン色紙。


ちなみに、中日の落合監督は、「これからも天然芝で」というメッセージが・・・。移築に伴って人工芝になるのではという危惧を込めてのものなのだろうと推測。
中はかつての雰囲気がほぼそのままになっており、古きよき日本の野球場といった感じでしたね。
こういう雰囲気の球場は、かつては川崎球場・ナゴヤ球場などあったわけですが、川崎球場は取り壊され、ナゴヤ球場は中日二軍の本拠地および練習場として残ったものの、かつての面影はほとんど残っていないというふうです。
そのため、旧市民球場を見て、まずナゴヤ球場の雰囲気をオーバーラップしてしまったのが第一印象でしたね。
ちなみに、訪れた日は全世界から贈られた折り鶴の展示会と、そのきっかけになった佐々木禎子を偲ぶ展示会が同時に行われていました。


この真後ろに解説席のある放送室があるわけです。

既に広告類は一切塗り潰されたり覆い隠されています。

まぁ、川崎球場ほどのひどさはないが、甲子園球場のように大きな改修がなされていなかったことを物語る貴重な一コマでもある(ただし、試合進行に重大な影響を与えかねないため、バックスクリーンの照明や電光掲示などの施設面の改修はきちんと行っている)。

ライトスタンドを含めた外野席は入場できなかったものの、ここがカープファンの聖地であることは変わらない。
ナゴヤ球場のように、何らかの形で残していただきたいものだ。

この球場がいかに街のど真ん中に作られているのかがよくわかる一枚。
ちなみに、旧市民球場周りにはNTTグループの関連会社、メルパルクホールなどが密集している。
そして、一部ではあるものの、売店のあったエリアも入れるようになっていたので、次回はそのあたりを取り上げていこうかと。