2009年09月13日

サマーウォーズをようやっと見てきた

今年の夏の注目映画とされる「サマーウォーズ」。
「時をかける少女」の監督を手掛けた細田守監督制作のアニメ映画。前評判がとても高いのは言わずもがな(「時をかける少女」が前評判を覆してとてもいい映画と評価されたからというのもある)。
ホントは8月中に見に行こうと思っていたのだが、コミケとかの関係で中々見に行けず、二度見に行ける機会があったものの、上映時間に間に合わず・・・。

そんな中、とあるラジオ番組で主題歌がかかった際に言っていた「(二の足ならぬ)三の足を踏んでいる」発言や、某次期首相候補が鑑賞しに行ったというのが契機になり、上映時間も先細りし始めたこともあり、何としても・・・ということで、会場1時間ほど前に行ってチケットを買いに行きました。

・・・思ったほど入ってるらしく、後方座席でしたよ(泣)。鳩●効果?<それはない(苦笑)。


で、見に行った感想なんですが・・・。
いい映画でした。もうまずはこれだけ聞いて行ってこいというふう。

よく語られている家族の繋がりの面は言わずもがな。
主人公は恐らく監督自身をトレースして描いているんでしょうね(監督自身の発言より推測)。
家族はどの人達も個性的で、あ~いるいるこういう人って必ず言いたくなる。特におばあちゃんの息子(次男)を演じた永井さんが光りましたね(ニヤニヤ)。いい意味で『バカな男系の象徴』でしたよ(笑)。

一番泣けてくるシーンは、おばあちゃんの激励でしょう。かつての人脈を使って厳しいながらも優しい檄を飛ばすあのシーン、中盤のヤマでもあり、その後のシーンにとっても重要だと思います。
時々クスっとなるシーンもあるので、シリアスばかりで肩が凝ることはないかと思います。

とあるところを境に、家族が本当の団結を見せて、それが世界中に伝播していくんですけど、圧巻です終盤まで息つけぬ展開は、瞬きせずに見てほしいものです。
感動もさることながら、何か久しぶりに心が洗われた作品ですね。


・・・その後、某次期首相候補にならって、近くにあるモスバーガーに行ってきましたよ(爆)。<違うのは、奥さんがいないところだな(ゲラゲラゲラ)。




それにしても、この作品の主になる部分(の一つ)に、仮想世界に侵入したなりすましアカウント取得者が、縦横無尽に暴れるばかりか、他のアバターを乗っ取って、そのアバターのアカウントを使いさまざまな公共機関や機密機関の操作を乗っ取ったりするという恐ろしいことをしているというシーンがあるわけです。
この作品の世界観の中では、あらゆるサービスがOZというセカンドライフやSNSを足して2で割ったような世界で完結するようになっているんですが、正直こういう世界が正しいとは思わないし、仮想空間に行ってまで現実の世界を味わされるのならば、いらないんじゃないのかとも・・・。その中で己を確立できればいいんですけど・・・。

ただ一番言いたいのは、主人公が言っていた「なりすまして目茶苦茶にして楽しいのか?」というところ
いましたよね、ここにも。その人物には、この映画を見てどう感じるのか聞きたいものですな。
居丈高な対応で、かつさも自分は政治に詳しいと上っ面な見識でのうのうと語るのに反吐が出ますよ。あれだけ嘘をついて散々人をだましてだな、言いたいどうしたらそういう主張が吐けるのか。
恐らくそういう世界に入っても己を確立できるどころか、下手をしたらあのアバターみたくなるかも。そうなってくれませんように・・・。




Posted by alexey_calvanov at 22:00│Comments(0)TrackBack(0) アニメ・コミック 

この記事へのトラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字