夏の新アニメ、7回目は今年PS3・PSPでも発売の決まったサウンドノベル「428 ~封鎖された渋谷で~」が原作の「CANAAN(カナン)」です。
同作品が原作とはいえ、後述しますが、渋谷が舞台なのではなく、オマケシナリオがこの作品のベースになっています。
なお、この作品は「月姫」・「MELTYBLOOD」・「Fate/Stay Night」・「空の境界」などの原作を手掛けた奈須きのこさんと武内崇さんのいわゆるTYPE-MOONコンビが係わっています。
あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表示)。
中国のまたアジアの有数都市、上海。そこで行われている祭りは街を象徴するカオスな雰囲気を醸し出していた。
そこには、世界を股にかけ、現在は上海を根城にする犯罪組織「蛇」に対抗する組織の下で働いている孤高のスナイパーのカナンがいた。彼女はその「蛇」率いるアルファルドの部下らに祭りの喧騒を利用して命を狙われるものの、上手くこれを切り抜ける。
そしてそこに、偶然か必然か、もう一人の女性が舞い込んでくる。三流雑誌の駆け出しカメラマンで、取材のため上海にやってきたカナンとは友人関係にある大沢マリアである。
一見係わりのない3人が、上海を舞台に大きな運命と共に動きだす。
というふう。
内容に関しては、原作をよく知っていてかつオマケシナリオまで話を進めた人でないとわからない部分が散見されているなぁと。
特に3人(特にカナンとマリア、カナンとアルファルド)の関係が描かれていないので、設定を知らない人は置いてけぼりを食らったような気分になっています。
あと1話を見る限りでは、かなりのスプラッタ具合なので、耐性のない方は見ない方がいいというのと、何でこんなスプラッタな作品が東京じゃ午後の10時台にやれるのと一瞬その倫理思考に疑問符が付きかねないなとも。
まぁ、原作を知っている人とTYPE-MOON作品が好きな方にはオススメです、と言っておきましょう(苦笑)。