チャットツールを使った恐ろしいまでの心理戦が面白い

BSデジタルのBS11（日本BS放送）で毎週木曜日の24時から放送している「伊集院光のしんばんぐみ」。
その中でやっている今月の企画「お前伊集院じゃね？」ゲームというのが、見ててものすごく面白いです。


ルールは、チャットのできるツールを用意（番組内では「Yahoo!メッセンジャー」を利用）し、対象者（この場合は伊集院光さん）とその他の回答者が各個室に入室。その後、スタッフから出される質問に答えていくというもの。その答えから対象者を当てていくわけです。
この際、対象者も回答者の一人として答えるのですが、本当のことを言わなければならないわけです。もちろん他の回答者も、いかに対象者らしく振る舞うかが課題になってきます。要は互いの化かし合いになっていく心理戦の様相を見せるのですよ。

ちなみに、対象者をを当てると3pts、対象者に近い答えを出したと対象者が認めた回答者に2pts、回答者が別の回答者を対象者とみなした場合、別の対象者に1ptをそれぞれ付与されます。


ばんぐみでは、伊集院さんのことをよく知っている芸人さんの中に、伊集院さんのことを全く知らないといっても過言ではない芸人が参入。その芸人が圧倒的不利な中で放送が進んでいくわけです。特に最初の質問（好きな食べ物は何？）でそのことが露見。周囲のよく知っている芸人達に即バレ、早速轟沈。伊集院さんにも呆れられる始末。
ところが、3問目（嫌いな芸能人は誰？）の中で、伊集院さんにとってはすっとんきょうな答えであったのにもかかわらず（伊集院さんいわく「一度も本人に会ったことがない」）、なぜそう答えたのかを書く段にあたって、もっともらしいことを書いたのが幸いし、「確かに伊集院さんならそう言うかもしれない」と伊集院さんをよく知っている芸人達も納得させてしまうことに。
それがきっかけで、その芸人さんは最下位を脱出。見事バツゲームの対象からも脱出した・・・かと思ったら、トップ以外はバツゲームの程度が違うだけだった（爆）。


バツゲームは、トップ以外は全て対象。6組いた今回の場合、2位～5位までは回答者、最下位は質問者に回り、かつ相手にビンタに食らわせるという痛恨の役回り。そしてその中には対象者も含まれており、対象者をビンタしようものなら一生恨まれるという今後の芸人生活が赤信号になりかねない雰囲気に・・・。


さて、この結末と、最下位に結局誰がなったのかは、来週と再来週にかけて再放送されるので、気になった方はぜひとも。


この企画は今までのばんぐみの中でも1･2を争う好企画かもしれないですよ。