今日は仕事や家事に手が付かないとか、学校や塾に行ってたんだけど、気が気でないという人もいたのではないかと思います。
私自身も、たまたま地元のラジオ局が決勝戦の放送を決めたので、仕事場でやきもきしながら聞いてましたよ。もちろん取るものとりあえず(笑)。
今日行われた2009ワールドベースボールクラシック(以下WBC)、日本×韓国との決勝戦。延長10回までもつれたこの戦いは、日本が何とか勝ちました。本当に死に物狂いで摘み取った2連覇だったと思います。
今日の夜にやっていた再放送(試合のダイジェスト)を見て思ったんですが、近年まれに見る、いやこのWBCでも激烈なシーソーゲーム。途中で突き放すといったことがなかなかできない試合でした。
ただ、一つ言えたのは、たった一つのミスやファインプレーだけでも試合の流れが大きく状況が変わりかねないなと思ったわけです。
日本の場合で言えば、横浜の内川選手のダイレクト送球が大きく変えたきっかけの一つとして挙げられるのでしょうか。あのファインプレーがなければ、そのまま韓国に流れが傾きっぱなしだったでしょう。
打線に関しては、苦しい状況・機会のなかなか得られない中で繋げられたのがよかったと思います。時に拙攻が見られた面もありましたが、積極的な攻撃で出たものだったのかもしれません。
しかし、何と言っても10回表のシアトルマリナーズのイチロー選手でしょう。
ここまで本格的に調子の上がってこなかったイチロー選手。周りからは限界論や引退説まで飛び出していましたが、そんな1億総プレッシャーの中、イチロー選手は我を忘れず、(特にマスコミの前で)嘆きも言い訳もせず試合を行っていたのですから、そのポテンシャルの高さに頭が下がります。
私自身も春のイチローは本調子には程遠いことは重々承知のうちだったんですけど、もしやという思いがあっただけに、この試合で見せたクリーンヒットはもうそうは言わせないと思わせるほどの気迫を感じました。
対する韓国も、非常に粘り強いチームになっていましたね。次回大会でも、もうそうおめおめと勝たせてくれないでしょう。
アメリカやキューバと戦わないで戦ってきたから運だけできたんじゃないかという見方をしている人がいましたが、そういうところでは計り知れないほどの実力をきちんと持っていると思います(実際日本を2度破っているのは、運では絶対できない)。
投手力も充実しているし、何より打線が長打も繋ぎも両方できる。さらに機動力も生かせるので、高いところでのトータルバランスがあり、かつポテンシャルも高い。実際9回裏の窮地に追い込まれた時にそれをいかんなく発揮して日本を逆に窮地に陥(おとしい)れてましたね。
ともかく、サムライジャパンの優勝およびWBC2連覇本当におめでとうございます。そして選手および監督・コーチの皆様は遅くまでテレビ等に出演お疲れ様です。
チーム解散後はすぐにそれぞれのリーグの戦いが待っていますが、それまではゆっくりと休んで下さい。
そして、最後に。
みんな、イチロー選手に何か言わなきゃいかんでしょう(苦笑)?