2009年03月10日

ビートルズの音楽ゲームが発売に

1960年代の音楽シーンに絶大な影響を与え、ロックおよびポップスの原型を作ったとされる音楽グループ、ビートルズ。しかし、その版権の複雑さなどからゲーム化はとても難しいとされていました

ところが昨年10月、ビートルズの音楽ゲームが制作されるということが発表され、その制作には、欧米では有名な音楽ゲーム「ロックバンド」を開発したハーモニクスミュージックシステム(発売はMTV Games、販売はエレクトロニック・アーツ)だけでなく、メンバーのポール・マッカートニー、リンゴ・スターが開発協力。さらに、1980年に亡くなったジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコ、2001年に亡くなったジョージ・ハリソンの妻であるオリビア・ハリソンもその開発に協力することになったそうです。

そして、今月の5日、制作にメドが付いたのか、開発元・発売元、そしてビートルズの版権を持っているイギリスの音楽配給などを行う会社アップル・コア(注:アメリカのコンピュータ会社アップルとは無関係)が共同記者会見を開き、今年(2009年)9月9日に世界同時発売することを発表しました。
発売ハードはいわゆる新世代機と呼ばれる3ハード(PS3・XBOX360・Wii)で、ソフト単体以外にも、ビートルズのメンバーが作っていたものと同じ形をしたレプリカギターコントローラーが別売で販売され、さらには同梱版(ギターコントローラー以外にベースコントローラー・ドラムコントローラー・USBマイクの入ったもの)も出る模様既存作(「ロックバンド」以外も含む)のギターコントローラーも使用可能だということです。


さて、全世界で発売ということは、まだ公式アナウンスはなされていませんが、日本でも発売が決まったということを意味するものだと思います。
しかしながら、日本ではこのシリーズが1本も出ていないんです。さらに言うと、日本のゲームの最大の難所になると思われるローカライズというのがきちんとできるのかという心配があるわけです。
このローカライズというのが曲者で、作品の内容によっては世界同時発売と銘打っても遅れてしまうこともしばしば
特によく言われるのが、多言語収録をしないといけないヨーロッパ版英語だけでなく、フランス語・ドイツ語などゲーム主要国の言語を網羅しないといけないということで、かなり時間がかかるらしいです。ちなみに、この作品、ヨーロッパでも未発売です。


このように、前途多難なのに、もう発売日を発表してもいいんかいなと思えてならないわけです。
日本にも数多くのビートルズファンがいるだけに、納得のいく作品の仕上がりにしないと、ここまでお膳立てしてもらっているのに失礼になってしまいますよ
と、制作サイドには言いたい。
同じ気持ちは、同じく未発売のヨーロッパの人達も持っているかもしれないが。



Posted by alexey_calvanov at 22:24│Comments(0)TrackBack(0) ゲーム系 

この記事へのトラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字