2009年02月09日

春の新機種出揃う2009 au編①

春の新機種、今回からしばらくはau編です。
auに関しては、大きく変わったところがいくつかありまして・・・。


まずは型番呼称の変更
今までは、W(Win)に通産年度とその製造メーカーで何番目かを示す数字、製造メーカーのアルファベットとなっていました。
例えば、今私の持っている2008年春発売のW61CAは、「Win通算6年目のカシオが作った最初の機種」という意味になります。
ところが、今回のモデルから、シンプルな付け方になり、基本的にはメーカー名+通し番号というふうになりました。そのため、今回のモデルは全て1番(001)になり、次回の夏モデルは、一部のメーカーを除き2番(002)となるかと思います。
ただし、企画端末になるNS(New Standard)シリーズはメーカー名が表記されないため、メーカー関係なしにナンバリングされる(また上記のナンバリングとも分離されて表記される)模様です。

ちなみに、標準セットの通称が追加され、わかっている限り以下のように(★は以前のまま)。

SO:ソニーエリクソン(★) ← ※今回の変更でSEにならなかった理由は不明。
HI:日立(★)
CA: カシオ(★)
MA:パナソニック(★) ← ※MAは旧称の松下電工から。
TS:東芝(★)
SH:シャープ(★)
KY:京セラ(★)
PT:パンテックキュリテル(★)
●●X:NSシリーズに付けられるオリジナル通称 ← ※新規設置。
●●Y:企画端末? ← ※新規設置。ソニーエリクソンのPremier3(プレミアキューブ)に付いている。



これ以外での変更点は細かい変更点になるのですが、その中で注視したいのが簡易版EZナビウォークが搭載された点でしょうか。
これまでEZナビウォークはauの新サービスのキモとして、またau独自のサービスとして長い間使われてきましたが、高齢層にはイマイチ浸透しきれなかったくらい複雑多様化していました。その反省からか、今回簡易版のシンプルなナビウォークが登場したわけです。

もう一つは、セット販売の変更
一部端末を除いて、以前から削除されていたACアダプタに加え、卓上ホルダも削除される方向へ。恐らく、新価格体制に伴って、更なるコストダウンを迫られたことによるものと推測されます。

あとは、撮った写真をスライドビデオとして作成できる「MYスライドビデオ機能」や、デコレーションメールにFlashアニメーションを付けて送ることができるようになったりなど。


では新機種の紹介です。
今回はカシオ日立連合の新機種から。


①CA001
カシオから発売される回転2軸式の折りたたみケータイ。auで初めてタッチパネル式のケータイ。
ヤマハとの共同開発によって、タッチパネルを利用したピアノやドラム、エレキギターなどを演奏できるようになる「Touch Session」を搭載。液晶も3.1インチフルワイドVGA液晶になった。

個人的感想
今までカメラや防水といった個性的な側面を持ったケータイを出していたが、今回は全く違う軸を個性的に出してきた「実験的」なケータイだと思う。
その軸とはケータイで楽器演奏が体感できること。上記で挙げたもの以外にも、マラカス・ガムラン(インドネシアの打楽器)・カリンバ(アフリカの楽器でサンサ・マリンバとも呼ばれる弦楽器)・琴など計11種に上るとのこと。また、マラカスに関してはモーションセンサーとの併用で微妙な音の加減も再現するらしい。
なお、タッチパネルのみでの操作が一部で可能になっているのも大きなポイント。ワンセグに関してはモーションセンサーにも対応。
カメラは500万画素ながらも、手ブレ補正やフェイスフォーカス機能などの搭載され標準以上に使えるようになっている。
使い勝手のよさがキーポイントとなってくるが、その部分を度外視しても機能面では高くまとまっているので、普通に使う分にも申し分ない。正にフラグシップモデルとして申し分ない機種。オススメ。


②Woooケータイ H001
日立発売の2WAYオープンスタイルケータイ2WAYオープンスタイルは前々機種のW62Hに続いて2機種目になる。
日立の液晶テレビWoooの技術に加え、世界初の3D表示が可能なIPS液晶を搭載。
なお、カラーリングに関しては、パープルのみ今回も関西ペイントがプロデュースするマジョーラカラーを利用

個人的感想
以前とまたは他機種と大きく違うのは、映像面での強化がなされているところか。
まずは3D映像。
今までメガネ等をかけないと実現不可能だったのが、それなしである程度実感できるのは技術革新を感じさせる(ケータイに盛り込まれるのは実に5・6年ぶりの機能になるらしい)。
しかも、ビデオ画像やアプリだけでなく、ワンセグでも楽しめるのも大きい。BS11で実験的に3D体験ができる映像を流しているものの、今回は手軽に楽しめる。まさに立体テレビが実現したかのよう
また、デザイン面でもヒンジ部分が目立たず非常にスッキリとした印象が持てる仕上がりに。
総合的なレベルも前機種同様高めに設定されているので、高精細でオリジナリティあふれる映像が見たい人にオススメ


③P001
パナソニックから発売のW61Pからの流れをくむワンプッシュ対応の薄型折りたたみケータイパナソニックとしては初めてのKCP+対応モデル。
薄さ13.3mmながらも3.1インチのワイドVGA液晶(パナソニック開発の高色再現性液晶)を搭載

個人的感想
様々な機能が乗ったため13.3mmと若干前(注:W62Pは12.9mm)より厚めになったものの、それでもauの機種の中では驚異的な薄さ
特にうれしい機能強化としてはカメラ機能の強化。
今までカメラの部分だけがおざなりになっていた印象が薄くなかったのだが、今回は現状の標準的なスペックと思われる300万画素以上(324万画素)にまでアップ
今まで「薄い=機能面で貧弱」と思っていた人にも、薦められる機種になったかと。


次回もauの新機種紹介が続きます。



Posted by alexey_calvanov at 23:06│Comments(6)TrackBack(0) ケータイ系 

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
ようさん>確かJ-PHONE時代に出てたJ-P51はそれだったかと。うろ覚えですが。

未開設なのに、プロフィールが掲載されるのは新たな不具合か何かですか(爆)?<知るわけないでしょ。
Posted by アレックス at 2009年02月17日 01:52
そういや、ストレート全盛の頃に(今も?)世界最薄・最軽量を謳ってましたね。
英一ブログ(笑)未開設の人のハンネにもリンクするようになりましたね…。
Posted by よう at 2009年02月16日 09:01
ようさん>前に寡占化が進んでいると書きましたけど、昔に比べると、それでもシャープ色は薄くなりましたけどね。
一昔前(特にボーダフォン時代の中期)は異常なまでにシャープに依存してましたからねぇ・・・。それだけ他社のクオリティが低すぎた(東芝は除く)のも否めないわけで・・・。

ドコモとソフトバンクは確かに通信方式が一緒なので、そういう点は考えられますね。
ただ、元々薄型に強い会社ということを考えると、今auで出しているケータイもパナソニックらしいのかもしれないですね(現にドコモでは薄型も出していますし)。
Posted by アレックス at 2009年02月16日 00:18
外から見ててもSBMは以前のキャリアからずっとシャープ一辺倒な感じですね。
ドコモとSBMは通信方式が一緒なんで、部品が共有出来るのも大きいのかなと。
Posted by よう at 2009年02月15日 09:51
ようさん>どうもauの意向なのか、パナソニックに関しては薄型のエントリーモデル(要は万人受けするモデル)に注力している感がありますね。

他キャリアだと、ドコモはN(NEC)と並ぶ主力メーカーの位置ゆえにハイスペックかつコアユーザー向けな機種が出ているし、ソフトバンクに関しては、シャープの寡占化が進んでいるからなのか、それを割くためなのと繋ぎ止めのためにハイエンドな機種を出せる・・・なんてふうに考えるのは邪推なんでしょうかねぇ?
Posted by アレックス at 2009年02月12日 01:14
P…
初KCP+はVIERAだと思ってたけど違いましたね。
現状では、中も外もWoooと一緒になるからauには出ないのかな?
Posted by よう at 2009年02月11日 11:27

コメントする

名前
 
  絵文字