2009年02月04日

レコゲー2009 2月 据え置き機編④

レコゲー、今回はコンシューマー大トリはギャルゲーの紹介です。
ギャルゲーは今回3本ともPCからの移植になります。


その中でも最注目はカオス;ヘッド ノア
2008年4月にPCゲームとして発売。その後2008年秋にはテレビアニメ化もされるなどマルチメディア展開をみせました。
内容は、渋谷を舞台に起こった猟奇的な殺人事件に巻き込まれた引きこもりのネット少年がその謎を半ば強制的に解いていくアドベンチャー
この作品は15推作品だったということで、センセーショナルな猟奇的シーンが大きく話題になったばかりでなく、妄想を選択肢に置き換えたダイナミックな発想、そして同じく選択肢にもなる妄想がゲームのキーワードになるという斬新さがゲームに深みを与えたとも思われます。

追加要素としては、PCではノベルゲーム的要素が強かった作品を個々のヒロインを掘り下げる(いわゆるヒロインルートの設定をする)ことでアドベンチャーゲームとしての色彩を強化。そして新規イラスト・収録曲の増加・ハイデフ対応などでゲームのクオリティを昇華しています。

なお今作は、先述の猟奇的なシーンがネックになり、CEROレーティングのC指定(事実上の15推)では収まることができなかったようで、性的表現のない現行のギャルゲーとしては史上初のZ指定(事実上の18禁)になったそうです。
ただ、GTAの時にも言えることで、猟奇的だから悪い作品ではなく、作品上の表現のためにそうせざるを得なかったことを念頭において欲しいと思うわけです。いい作品か否かはユーザーが決めることであって、上が決めることではないんですよね。でも、猟奇的な部分を精神的に影響を与える可能性があるから見せないように配慮するための規制には反対はしませんが・・・。


残り2つはPS2の作品。

その1::キラ☆キラ ~ROCK'n'RollShow~(PS2)
PCゲームからの移植作品。
今年で廃部の決まった軽音楽部が、ミッション系の学校でありならパンクロック系のバンドを結成し、学園祭で一発打ち上げたら終わりにしようと思ったら、たまたまライブ活動がネットで流れたことがきっかけで火がつき、遂には全国活動にまで発展した一連の物語をメンバー同士の心の葛藤を中心に描いたノベルゲーム。
音楽のデキが非常に良かったことで話題になり、特に投稿動画サイト上での「弾いてみた」シリーズで人気を博した作品でもあります。
いわゆる青春群像劇でありながら、音楽のクオリティも高いので、ロック・パンク系の好きな方はそのあたりをキーポイントにして楽しんでみてはいかがでしょうか?

その2:Clear ~新しい風の吹く丘で~(PS2)
2007年に発売したPC作品からの移植。
東京から数年ぶりに帰って来た主人公が織り成す恋愛アドベンチャー。
新主題歌・新オープニングムービーを登用するだけでなく、新シナリオ・CG追加とそれに伴ってか新キャラの登場もあるそうです。


次回は、ギャルゲーの供給元(笑)、PCゲームの紹介。



Posted by alexey_calvanov at 22:06│Comments(0)TrackBack(0) ゲーム系 

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